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【フットボールな日々】自分たちのサッカーを

120622_01.jpg 取材・文・写真/中倉一志

「ゴールを目指すとはどういうことなのかを改めて意識させた」  そう話す前田浩二監督が今週のトレーニングで重点を置いたのが、守から攻への切り替えを速くすること、バイタルエリアへ縦パスを入れると同時に攻撃のスイッチを入れること、裏のスペースに積極的に飛び出していくこと、そして、受け手に対して3人目、4人目の選手がしっかりとサポートすること等々。攻撃面が停滞する試合が続く中、もう一度、自分たちが目指すサッカーとは何かを明確にすることでした。

 その意図は選手たちに十分に伝わったようです。高橋泰は話します。
「ボールを大事にするのは分かるが、FWがここで欲しいなというところにボールが出てこなかったり、今つながなくてはという時に出す場所がなくなって、前へ蹴って1人の選手に任せてしまうという場面が多かった。ボールを大事にし過ぎてチャレンジすることができず、サッカーの本質に欠けている部分があったが、今週のトレーニングは、練習の中で、それを思い出させてくれるものだった」

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 そして、22日に行われた紅白戦で石津大介が決めたゴールは、まさにその形から。ボールをポゼッションしながら隙を窺い、楔のボールを入れると同時に裏のスペースへ走り込んだ石津に対し、ポストプレーから落としたボールをボランチがラストパスを通してゴールネットを揺らしました。「ダイナミックな動きが戻ってきた」と話すのは前田監督。鈴木惇も「昨日のトレーニングで確認したことが、今日の紅白戦では上手くプレーに出た」と手応えを口にしています。

 そして鈴木は、ディテールの部分に甘さがあるチーム状態について次のように続けます。
「練習では流れは良くなりつつあるし。みんな、細かいところにこだわるという意識でやっている。あとは、自分のプレーが思うように出来ない時に、どこまで徹底できるかということ。横浜FCはいいチーム。上手くいかない時間帯もあると思うが、その時に、どこまで我慢できるかだと思う」
自分たちが感じている変化をしっかりと試合で見せること。すべてはそこにかかっていると思います。

 ここまで思うように勝点を重ねられない試合を続ける福岡ですが、その現状を「課題というよりは、自分たちのスタイルを変えるということを進行させていく中でのプロセスと捉えている。いま、そのプロセスに立ち向かっているところ。ここをクリアすればチームは変われる」と話します。チームが一歩前に進むために、そして、後半戦に向けて勢いをつけるために、横浜戦に勝って前半戦を終わらせたいのは福岡に関わる全ての人たちが願い。ここまでの流れを払拭する内容と結果を持って、レベスタへ帰ってきてほしいと思っています。

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