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【ラグビー】日本代表の現在地

120412_01b.jpg 取材・写真/星智徳
構成/中倉一志

 東京で桜の開花宣言が出された3月31日、東京・秩父宮ラグビー場のピッチを見つめるスタンド横の桜は、いままさにつぼみを開こうとしていた。その桜が見つめる中で、7人制ラグビーの国際大会である「東京セブンズ2012」が行われた。福岡市からは18歳6か月の史上最年少で日本代表に選出されたことで注目を集める藤田慶和(東福岡高校)や、長く7人制代表を務める桑水流裕策(コカコーラウエストレッドスパークス)らが参加。今大会を最後に7人制日本代表の監督を退き、専修大の監督に就任することが決まっている村田亙監督も福岡市出身(東福岡高校卒)の、かつての名プレーヤーだ。

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 東京では11年ぶりの開催ということもあって、多くのラグビー関係者の注目を浴びる大会となったが、残念ながら、日本代表にとっては厳しい現実を見せ付けられた大会となった。イングランド、フィジー、フランスらと同組になった予選プールAでの試合は全敗。予選の結果に基づいて行われる順位決定戦では、9位以下決定戦となるボウルトーナメントでポルトガルに5-21と完敗。13~16位決定戦となるシールドトーナメントでは、ケニア相手に、ロテ・トゥキリケニア(北海道バーバリアンズ)が、今大会では初めてとなる先制点を上げたものの、最終的には17-24で逆転負け。地元開催ながら、1勝も上げられずに大会を終えた。

 決勝戦では、オーストラリア(総合ランキング5位)とサモア(総合ランキング6位)が顔を負わせた。互いの気迫がぶつかり合う試合は、オーストラリアが先制すれば、それを連続トライを上げてサモアが逆転すると言う白熱した展開。最後の最後まで勝負の行方が分からない試合は、残り1分となったところでオーストラリアがトライを奪って同点に追いつき、さらにコンバージョンも決めて逆転。試合あは、そのままノーサイドとなり、気持ちでわずかに勝ったオーストラリアの優勝が決まった。

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 さて、7人制ラグビーは、2016年のリオデジャネイロ五輪で正式種目に採用される競技。日本代表は、そこで結果を残すべくチーム強化を図っているが、改めて見えたのは各国との間にある大きな力の差。プレーの精度やスピード、そしてスタミナ等、多くの面でにほんが 抱える課題がクローズアップされた2日間だった。

 しかし、選手たちは、この悔しさを15人制代表で果たすべくリベンジを誓う。4月28日にスタートする「HSBCアジア五カ国対抗2012」に向けて、代表は既に合宿入り。福岡関係では、今回出場した2選手に加えて、有田隆平(コカ・コーラW)と小野晃征(サニックス→サントリー)らが選出されている。そして、5月5日にはレベルファイブスタジアムでUAEと対戦。早稲田大に進学した藤田にとっては凱旋試合になる。UAEは昨年のアジア五カ国対抗では111対0で圧勝している相手。今回も強いジャパンラグビーを見せてくれることだろう。

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