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【フットボールな日々】練習試合で見えたもの

取材・文・写真/中倉一志

 去る2日に行われた福岡大学とのトレーニングマッチは7-0の勝利。福岡は、ほんの少しも手加減することなく、内容、結果ともに福岡大学を圧倒しました。相手はシーズン開幕前の大学生。プロとして勝利するのは当然のことで、大量得点にも特別な意味はありません。しかし、相手が誰であろうと、自分たちのやるべきことを徹底して追求し、そこへ全力をかける姿勢と、そこで見せた高い集中力とアグレッシブな姿勢に、今の福岡の状態が感じられました。

「チームとして連敗はしたくなかったし、京都戦は結果としてふがいないものになってしまったので、そこで試合に出ていない自分たちまでが、ふがいのない試合をしてしまったらチームとしても成長しない。しかも、試合に出ていない選手が成長しないとチームにとってもプラスにならない。相手は大学生だけれども、しっかりやろうと声をかけあっていた」(宮路洋輔)  そこで見えたのは、選手全員が、自分の力でチームの状態を切り開こうとする姿勢でした。

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 そして、25分×4本で行われた5日の福岡大とのトレーニングマッチの結果は9-1。組み合わせを試しながら、それぞれに出場時間を限定して全員がピッチに立ちましたが、京都戦に出場したメンバーは、改めてポジションは渡さないという強い意志を見せ、それに負けじと控え組の選手も積極的にアピール。チームの連動性を大事にしながら、1人、1人が激しくポジションを争う姿勢が感じられました。相手との力の差は2日の試合以上に明らかでしたが、この試合でも最後まで集中力を切らさずに点を取り続けました。

 2つのトレーニングマッチを見て強く印象に残ったのが、「チームが勝つために何をなすべきか」を行動規範に置き、「いま一番調子がいい選手がレギュラー」という考えでチームを編成する前田監督の意図が、強くチームに浸透しているということでした。それぞれが激しいポジション争いをしながらも、あくまでも最優先はチームの勝利。それを求める中で、自分が何を、どう貢献できるかを考え、それを表現することでポジションを奪いに行く。そうした考えが全員に浸透しているように感じられました。

 さて、この2試合で激しくポジション取りをアピールしたのが宮路洋輔、オ チャンヒョン、西田剛の3人。そして、改めて存在感を示したのが高橋泰、坂田大輔の2人。また、サミルはゴールを意識したプレーを見せて得点を量産。ベンチから離れていた鈴木惇も、コンディションに問題がないことを感じさせるプレーを見せてくれました。次節の愛媛戦のメンバーは最後まで分かりませんが、誰が出ても、チームとして目指すサッカーを表現する準備は整ってきたようです。

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