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大商学園が「技術に勝るチーム力」でビッグマッチを制す。

西山皐月

西森彰=取材・文・写真

1回戦から多くの好カードが組まれた今大会だが、中でも激戦必至と予想されたのが大商学園(大阪)は星槎国際湘南(神奈川)の一戦だった。大商は昨年大会の準優勝校で、星槎は今夏のインターハイベスト4。大商の岡久奨監督は「決勝戦のつもりで戦おう」と選手に声をかけて、このゲームに臨んだ。

星槎の武器は、夏目萌由とリトルなでしこの渋谷巴菜から始まる、ダイナミックな試合運び。岡久監督は「星槎の攻撃力は、守って守り切れるものではない」とオールコートでのハードワークを要求。前線の選手もこれに応えて、夏目、渋谷の両CBに強烈なプレスをかけた。結果的には、CBを助けるために、星槎の両SBはいつものような高いポジションをとれず、攻撃時の駒不足を招いたのだから、ゲームプランが的中した格好だ。

宮澤ひなた、加藤ももといった年代別代表を抱える星槎の攻撃を1点に抑え、同点に追いつかれた後の時間帯も我慢を続けた。そして終盤の73分、「ずっと練習してきたコーナーキック」(林かおる・大商)から、攻守に奮闘していた右SB西垣内由唯がねじ込んで勝ち越し。アディショナルタイムに訪れた最後のピンチでは、宮澤が右足を振り抜くところへ「相手のほうが実力は上というのは分かっていたので、その技術を消すくらいアグレッシブに行こうと決めていた」林かおるが、懸命のブロック。死闘にピリオドを打った。

宮澤林


昨冬の選手権準優勝校も、今季は新人戦で、大阪府内のライバル大阪桐蔭に敗れるなど、苦しいスタート。宮城のインターハイでも、聖カピタニオ女子(愛知)の天才ストライカー・神谷千菜に2ゴールを奪われて、まさかの初戦敗退となった。技術に特徴がある選手が増えてきたこととの相関関係は理論づけられないが、これまでの大商には見られなかった、ふわっとした負け方が増えてきたのも事実で、これを岡久監督も気にしていた。

それは、キャプテンマークを巻いている林かおるも同じ。11月の関西大会では「去年できなかった全国制覇を目指すならば、これから約1カ月、ピッチの外まで含めてチームの全員がやるべきことをやらないといけません」と口にしていた。そうしたチーム内の危機感、そしてそれを払拭するための改善が、この日の勝利につながったのだろう。

「インターハイは初戦敗退してしまったし、失うものは何もない。40人全員一丸で試合に臨もう」と声をかけたキャプテンに、チームメートも応えた。レギュラーが急な体調不良に襲われるなどアクシデントもある中、スタンドの登録外選手まで一丸となって戦う、本来の大商らしさが発揮された。

「自分たちがやろうとした守備はできましたが、ボールを奪った後のビルドアップなどに課題が残りました。ボールを落ち着かせるシーンが少なかったし、今日は最後まで全員が走り切ることでカバーしましたが、明日以降の連戦を考えるとそのあたりをしっかりとしていきたいと思います。これで、日本一まであと4戦ですが、まずは目の前の試合をしっかりと戦って、明日以降も、試合の後でみんながいい笑顔を出せるように準備したいと思います」(林かおる)

大商挨拶

31日に行われる2回戦の対戦相手は十文字(東京)。1年前の決勝戦と同じ顔合わせだ。
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