INSIDE WEB

 

好調4連勝!戦いながら成長を続けるライジングゼファーフクオカ


【中倉一志=取材・文・写真】
「福岡さんは素晴らしいゲームをしていたと思います。本当に素晴らしかったです」
コリアー・セントクリアHC(埼玉ブロンコス)は、半ば、諦めに似たような表情を浮かべて話した。それも無理からぬことだろう。第1戦は90-55、第2戦は100-59とスコア上で全く歯がたたなかったばかりではなく、各スタッツを見ても力の差は明らか。第1戦の第2Qで同スコアを記録するのがやっとで、ライジングゼファーフクオカを慌てせることさえできなかった。

さて、開幕から順調に勝利を積み重ねて4連勝を記録したライジングゼファーだが、チームの目標はB3で優勝することではなく、1年でB2に昇格すること。そして最短でBリーグの頂点であるB1リーグに辿り着くこと。力の差を見せつけての4連勝にも浮かれる様子は全くない。試合を重ねるごとに、少しずつ、少しずつ、チームとしてのまとまりが生まれていることに手応えを感じながらも、「数字に表れないミスが多い」という金澤HCの言葉は変わりない。その想いは選手たちも変わらない。「ターンオーバーが多い」と話すのは加納督大。薦田拓也はオフェンスリバウンドを取れらていることを課題に上げる。

そんなチームに対して、金澤HCがテーマするのは「勝ちながら成長を続けること」。そのための最も重要なポイントとして、より一層のコミュニケーションと、それによってチームワークを高めることを挙げる。2007年のbjリーグ参入から数えれば9年目の歴史を迎えるライジングゼファーも、今シーズンは所属14名のうち、12名が新加入選手。実質的には新しいチームと言っていい。B3においては個々の能力の高さは、これまでの4戦で実証済みだが、それらの力をチームとしてまとめ上げ、1+1が2ではなく、3にも、4にもなるチームを作り上げることがシーズンを通してのテーマ。その先に、B2昇格がある。

そして、ライジング福岡で4シーズンを過ごし、金澤HCとは2度目のシーズンになるジョシュ・ペッパーズは次のように語る。
「金澤HCとは2度目になりますし、日頃からコミュニケーションも重ねていますから、金澤HCのバスケットボールは1000%理解していると自分では思っています。チームの中では自分はベテラン選手になりますし、新加入の外国籍選手は日本が初めてですから、先輩選手として、日本のバスケットボール、日本の文化について、彼らに伝えることも、自分の大きな仕事のひとつだと思っています。また、チームメイトお互いの特長というものを、お互いに掴んでいくことが必要でということも必要だと思います。リーダーの1人として、チームを引っ張っていく役割が自分には課されているのではないかとも思っています」

そして、次節に迎えるのは大塚商会アルファーズ。開幕4連敗と苦しい戦いを続ける大塚商会だが、プロ同志の試合に絶対はない。ましてや、B3リーグを1年で駆け抜けることを目標にしているライジングゼファーにとっては、やるべきことを実行し、勝つべくプレーをし、勝つべくして勝たなければいけない相手でもある。加えて、第4節から始まる金澤武士団(4勝無敗)、東京八王子トレインズ(4勝無敗)との上位チームとの直接対決に向けて、チームの精度を高めなければいけない試合でもある。内容も、結果も問われる大事な試合になる。全員守備、全員攻撃をベースにして、アグレッシブな守備からの早い攻撃を目指すライジングゼファーの完成度が、どこまで高まっているかに注目したい。

2016-2017 B3ファーストステージ第3節(第5戦、第6戦)
対戦:ライジングゼファーフクオカvs大塚商会アルファーズ
日時:第1戦 10月15日(土)18:00
   第2戦 10月16日(日)14:00
場所:飯塚第一体育館



Comments

Body

123456789101112131415161718192021222324252627282930 09