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アウェイの旅2015 北九州編(その2)


【中倉一志=取材・文・写真】
北九州は隠れた(?)B級グルメどころだ。まず、小倉駅を南口へ出れば、小倉の人たちに愛されてやまない「シロヤベーカリー」が出迎えてくれる。そのまま魚町銀天街を歩きながら路地裏を除けば、昭和の香りが漂うお店がいくつも並んでいる。小倉城の方へ折れて、「サンドイッチファクトリー・オー・シー・エム」で、アメリカンテイストに浸りながら大きなサンドイッチを頬張るのも楽しい。そして、魚町銀天街を抜ければ、そこは小倉の台所「旦過市場」。私のお勧めは市場内にある「旦過うどん」。店先の大鍋で煮込まれているおでんが食欲を誘う。

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当然のように、本城陸上競技場でもB級グルメは楽しめる。その店は、シャトルバスを降りてアウェイ側入れ口の方へ少し歩いたところにある。鉄板焼きがメインの店だが、私のお目当ては「ちゃんどん」。本城陸上競技場へ行った時は必ず立ち寄ることにしている。「ちゃんどん」とは、ちゃんぽん麺と、うどん麺を半々の割合で混ぜて鉄板で焼いたもの。甘辛いソースで濃いめに味付けられた、これこそジャンクフードの代表格。一度食べたら癖になる。容器に溢れるほど盛られて300円という値段も嬉しい。

実は、この店は以前はレベルファイブスタジアムに出店していた。当時の北九州は、まだJFLで戦っていたが、大将はその頃からの北九州サポーター。レベスタでは試合前に、良くサッカー談議をした仲でもある。大将によれば「ちゃんどん」は子どもの頃に、おばあちゃんが作ってくれたものを再現して販売しているそうだ。ちゃんぽん麺とうどん麺が混ぜてあるのは、太さが違うために冷めても固まらないからだそうだ。B級グルメファンにはお勧めの一品。気に入っていただけることは間違いない。

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そして、福岡の勝利を祝うために試合後に立ち寄ったのは「資さん(すけさん)うどん」。福岡が「牧のうどん」「うどんのウエスト」なら、北九州は「資さんうどん」。言うなれば、うどん福岡ダービーの相手方と言える存在でもある。まずは、この手の店には必ずと言っていいほど置いてあるおでんを肴にビールで喉を潤す。牛すじ(120円)を除けば、大振りのおでんが、どれも80円という驚きの価格。味もたっぷり染みている。雨に打たれて冷え切った体が、心から温まっていくのを感じる。

そして、締めのうどんには、数あるメニューの中から一番人気の「肉&ゴボ天(680円)」をチョイス。ほどなく運ばれてきたうどんには「資」と書かれたかまぼこが2枚、愛嬌よく並んでいる。出汁は九州のうどんらしく魚介系の出汁が強く主張する味。麺もやはり九州。コシはないが、のど越しの優しい柔らかな麺で、心を温かく包んでくれるような気がする。そこへ、テーブルに並べられているサービスの「天かす」と「おぼろ昆布」を加えれば、さらに豪華なうどんに様変わり。美味しくいただいた。

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さて、時間に余裕がある時には、小倉駅から少し足を延ばして「肉肉うどん」を味わうのもいい。「肉肉うどん」と書いて「ドキドキうどん」と読む。なぜ、そう呼ばれているかは諸説様々で正確なことは分からない。九州にうどんにしては珍しく黒い出汁の中に、煮込まれた牛のほほ肉が乗っている。小倉からモノレールで10分ほどの北方駅付近には、人気店の「今浪うどん」「久野」の他、昔ながらの風情で「肉肉うどん」を提供する店が点在している。今ではあちこちで見かけるようになった「肉肉うどん」だが、やはり、昔ながらの空気の中で食べてこそ、B級グルメの本当の味が味わえる。(了)

◎横浜アウェイ旅 行程&旅費
日時 行程 料金
4月19日 香椎→折尾 740円
折尾→本城陸上競技場 260円
本城→折尾 160円
折尾→香椎 740円
合計 1900円


※この記事は、WEBマガジン「football fukuoka」から転載したものです。
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