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未完成も収穫あるゲーム(井原監督)

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【中倉一志=取材・構成・写真】
内容 練習終了後の共同囲み取材
日時 2015年1月31日(土)
場所 雁の巣球技場

◎井原 正巳監督;
Q:2試合目のトレーニングマッチになりますが、だいぶ形は見えてきましたでしょうか?
「この前のユースとの練習試合もそうでしたが、今日のゲームは、今週やったことをゲームで見るというイメージでした。3本目はメンバー構成の関係もあって4バックに戻してやりましたけれど、選手の組み合わせとか、ポジションとかを試しながらやれたので収穫のあったゲームでした。ユーストの時もそうでしたけれど、練習試合とは言え負けたくないので、とにかく勝つということは、どのゲームでもしっかりと意識として持ってもらいつつ也っています。それがリーグ戦にもつながると思いますし、勝ち癖というのはすごく大事だと思うので、そういうものは、これからも要求していきたいと思います。まだまだ、これからゲームも一杯あるので、ゲームの中でいろんな形を含めて、考えながらやっていきたいと思っています。4バック、3バック、5バック、いろいろありますけれども、その辺も含めて、ひとつのシステムにこだわることなくできるような形にしたいと思っています。まあ、どちらかがベースになると思いますけれど、その辺は選手の構成、組み合わせによっても変わってくると思いますし、相手チームによっても変わるのかなと思います。2週間、選手も精力的にやってくれているし、要求したことをやろうとしてくれているので、少しずつですけれども、形にはなってきたかなと思います」

Q:今日のテーマはどのようなものだったのでしょうか?
「今日は3バックで、まあ5バック気味になりますけれども、3バックでやる初めてのゲームなので、練習で何回かパートでやって来たことが、チームとしてできるかどうか、あるいは、個人的にはポジションによっての役割があるので、それをゲームの中で、どの程度、理解してやってくれるのかというのが見えたと思います。また、ポジション、組み合わせについても、少しずつ構成とメンバーを変えながら、どの組み合わせがマッチしているのか、どこのポジションがいのか、そういうところを少しでも知れたのは大きいですね。選手には、いろんなところを試すと言っているので、どこをやらされても前向きにやってくれたと思います」

Q:前の試合よりもバランスが良かったように思いますが、その辺はいかがでしょうか。
「選手のコンディションが上がって来ているのもあると思いますし、やろうとしていることをしっかりと理解してやってくれてた部分もあると思いますね。もちろん、先週と比べたら、今週は試合も2試合目ですから、布陣は違うにせよ、体のキレもあったと思いますし、練習を積めば積むほど、そういったところも少しずつ洗練されてきたと思います。コミュニケーションひとつ取っても、連携のところは練習の成果が少しずつ出ていると思います。攻撃のところも同じで、まだまだですけれども、意図した形が出たりした場面もありました。先週よりは今週、今週よりは来週のキャンプというように上げていければと考えています。キャンプになると試合が多くなりますし、相手チームもJのチームばかりで、しかも、いきなりJ1と当たります。特に初戦は鹿島。J1で3位のチームでACLに出るチームですから、レベルが一気に変わるので、質も全く変わると思いますが、そういうチームと、どれだけやれるのかというのは選手も楽しみにしていると思うので、これから数日しかありませんがメンバーも含めてしっかりと考えたいです」

Q:ある程度、軸になる選手は、監督の中で決まっているのでしょうか?
「そうですね、大体は。でも、もう少ししっかりと見極めなければいけない部分もあります」

Q:これまでご覧になってこられて、キャンプへの準備は整ったと手応えを感じていらっしゃいますか?
「この2週間はコンディションを上げる、ゲーム体力を付けるためのトレーニングが中心なので、厳しいトレーニングでしたけれども選手も前向きに取り組んでくれました。それがこの2週間のテーマでしたし、キャンプはゲームが中心になるので、キャンプまでにゲームができるコンディションに、いかに近づけるかというのがテーマだったので、そういう意味では、今日も45分×3本までやって、90分の奴はいませんけれども、70分、75分が最高という中で、そのレベルまで来たということは狙い通りではあります。今後、キャンプの中で最終的には90分間ゲームができるようにとは考えています。スカパーカップは前後半で全員を代えることができないので、誰かが90分やらなければいけないんですけれども、まだ、そこまでゲーム体力は上がっていないので、まあそこは若い奴にやってもらおうかなと(笑)。うちは基本的に若い選手が多いので、その部分は心配はしていません。でも試合が多いですし、相手もレベルが上がってくるので、怪我をされるのは怖いですから、その辺を十分に注意しながら、キャンプの5試合を含めてチーム力が上がっていけばと思っています」

Q:見ていると、かなり最終ラインと前線の距離が近いように思いますが、それは意図的にコンパクトにしていたのでしょうか?
{そうですね。守備のところで自分たちでセットしてボールを奪いに行く時は、その陣形を保つように意識はさせています。もちろん、それが高い位置になれば後ろが連動してと思っています。基本的には、切り替えた時は高い位置から行くという意識はぶれさせないようにしつつ、全体でしっかりとオーガナイズする時は、なるべくバラバラにならないようにと伝えていますし、練習でもやっています。安定感を増すためには大事だと思っています」

Q:守備ラインが5バック気味になることが多かったんですけれども、そうすることによるメリットは、どんなところに見ていますか?
「横幅を5人で見れるので、守備の1人、1人の間を突かれることが少ないと思いますし、サイドへのスライドも早くできます。その分、前にスペースができるという問題もあるんですけれども、最終ラインのところを安定させたいということと、最終ラインとGKの間のスペースを自由に使わせたくないということもありますね。また、自分たちがオーガナイズする時は、その辺のバランスは5枚でやると安定するという部分もあります。その反面、前の部分での問題であったり、ラインが下がり過ぎてしまうとかいう問題も出てくるかも知れませんが、チームとして狙いとしているところは出せている部分もあります。もう少しアグレッシブに行きたい部分もあるんですけれど」

Q:前への推進力という点では、少し物足りなかったような気もしました。
「5枚にして守ると攻撃のところが上手くいかくかという問題もあるし、ピッチが悪いのもありましたけれど、今日はビルドアップのところで明らかに問題があって、大学生相手にボールがつなげないというか、運べないというところがありました。その辺も、5枚がいいのか、4枚がいいのかという判断材料でもありますね。また、前の構成のことも考えながらやる必要もあります。つなげない時は、どうしても前へのボールが多くなるでしょうから、そういう時は走れる選手じゃないといけないところもありますから、そういったところも踏まえてやっていくことになると思います」

Q:トップの位置に1本目は坂田選手、2本目は城後選手が入っていました。
「そこのところは流動的には考えています。誰でも前ができるし、サイドもできるので、攻撃のところは変化を入れつつ、攻撃しおわった後の位置によってローテーションしてくれればいいので」

Q:そういう意図もあって、金森選手や平井選手がサイドに張っているということでしょうか?
「そうですね。彼らはそこでのプレーもできるし、前もできると思います。その辺の見極めもあるし、組み合わせもありますから。ただサイドのポジションは守備の役割が増えるというか、責任を持って相手のSBに突かなければいけない時もあるでしょうから、その辺の連携が上手くいくのか、こちらの要求することも含めて、誰ができるのかを選手を代えながらと見ているというのもあります」

Q:そうした攻守のバランスの組み合わせも考慮してのゲームだったということですね。
「まだまだ2試合ですけれども、試合で、どこまで、そういうところができるのかということを見極めなければいけませんし、実際に前がいいのか、サイドがいいのかということをゲームを見て判断するところもあります。自分の中で変えなければいけないこともあるかも知れないし、相手によって変えなければいけないこともあるかも知れません。でも、うちの前の選手は、その辺のポジションは3つ、4つできる選手たちです。城後選手も去年はいろんなポジションをやっていますし、坂田、将生もできるので、その辺の頭の柔軟性はあると思います。それでも、実際は、どこが一番いいのかなというところもありますから、それを活かすためには、どういう組み合わせ、どこのポジションがいいのか、どの形がいいのかというのは、しっかりと見ていかなくてはいけないかなと思います」

Q:チーム始動日から比較して、今はどのくらいの成熟度を感じていらっしゃいますか?
「いやまだまだですね。まだ何も手を付けていないところも一杯ありますし、まだ大まかなイメージという感じです。守備のところではチームとして意図したものがゲームでも出てきているとは思いますけれども、まだまだです。ブロックを作って、スイッチ入れながら前へ行く、あるいはラインで常に駆け引きをして、こちらから相手のFWを動かすような守備ができたらとは思いますけれども、まだまだ精度を上げていかなければいけないと思います」

この記事は、アビスパ福岡の情報に特化したwebマガジン「football fukuoka」から転載したものです。是非、「football fukuoka」もお楽しみください。
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