INSIDE WEB

 

大波乱の最終節。栄冠は浦和レッズレディースから、岡山湯郷Belleのもとに。(1)


レギュラーシリーズ最終節、I神戸に敗れ優勝を逃し肩を落とす浦和の選手たち

文/西森彰  写真/金子悟

 プレナスなでしこリーグ2014レギュラーシリーズは18節90試合の全日程を終えた。その最終節は、開催された5試合のうち、上位チームが勝利した試合はひとつだけという大荒れ模様に。勝ち点3差以内に4チームがひしめく優勝争いも、最後の瞬間まで混迷を極めた末、栄冠は岡山湯郷Belleに渡った。

 また、日テレ・ベレーザ、浦和レッズレディース、アルビレックス新潟レディース、INAC神戸レオネッサ、そしてベガルタ仙台レディースを直接対決で交わしたジェフユナイテッド市原千葉レディースが、来季のなでしこリーグ残留を確定させ、上位リーグへ進出。湯郷ベルとともに、今季の年間チャンピオンを賭けて、エキサイティングシリーズを戦う。



レギュラーシリーズ最終節だけでなく、AS埼玉との開幕戦でもゴールを決めた日テレ・籾木

 8月16日(土)、17日(日)の分散開催になったこの最終節。まず2位の日テレ、3位の湯郷ベルが出陣する。基本的にはどちらのクラブも勝って、ライバルの結果を待つしかない状況だった。

 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に乗り込んだ日テレは、下位リーグ行きが決定しているASエルフェン埼玉。試合内容は良化の一途をたどり、侮れない相手であることはわかっていた。日テレは、前半、そして後半と2回に渡り、先手を取られる。

 これをその都度追いかけた日テレは、籾木結花の勝ち越しゴールで、ついに勝利を手にしたかに見えた。だが、1点リードで迎えた試合終了間際、痛恨のPKを与えてしまう。因果は巡る。日テレ優勝の可能性を断ち切るPKスポットに向かったのは、日テレOGの伊藤香菜子だった。

「最初のほうに負けすぎましたし、自分たちの力不足なのでもどかしいし、悔しい気分はあります。(『日テレが強くなった時と同じ雰囲気を感じるが?』)今のエルフェンはまだまだ結果を出せている部分が少ない。若い選手の経験値を高められるようなゲームを増やしていきたい」

 AS埼玉3-3日テレ。この試合を前にそう語っていた伊藤は、AS埼玉の若手だけでなく、古巣の後輩にも大きな教訓を残した。



日テレとの開幕戦でも活躍した、AS埼玉・伊藤(中央)

 一方、熊谷のゲームと同時刻、カンコースタジアムに2,999人を集めた岡山ダービーでは、湯郷ベルがFC吉備国際大学Charmeを7-0で破り、優勝へのノルマを果たしていた。日テレ、そして翌日に試合の残るアルビレックス新潟レディースから優勝の可能性が消滅した。

 権利が残ったのは湯郷ベル。そして日曜日にゲームを行う浦和。そして、浦和と同様に、最高のスタートを切っていたベガルタは、この日、ジェフLに0-2で敗戦。下位リーグ行きが決まった。
Comments

Body

123456789101112131415161718192021222324252627282930 11