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【J2第7節プレビュー】更なる変化を見せろ!

130406_01.jpg 2013Jリーグ Div.2 第7節
日時/2013年4月7日(日)
13:00キックオフ
会場/とりぎんバードスタジアム
対戦/鳥取-福岡
取材・文・写真/中倉一志

 前節の水戸戦では、残り1分を切ったところで水戸にゴールを許して勝点2を落とした。連敗は3で止めたものの4戦勝ちなし。3月は2勝1分3敗と負け越すという結果で終えた。「この結果には満足していない」というマリヤン・プシュニク監督の言葉は、チーム全員の、そして福岡に関わる全ての人たちに共通する想いだ。

 しかし、チームにネガティブな雰囲気はなく、雁の巣球技場には程良い緊張感と、程良いリラックス感がまじりあった空気が漂う。確かに結果に結びつかない状況はもどかしい。けれど、水戸戦ではアビスパが試合を支配していたことは間違いなく、トレーニングでやれていることや、やろうとしていることが最も現れていたのが水戸戦であったことも間違いない。チームが歩むべき変化の道。その道を確実に歩んでいる手応えを、選手たちは感じている。

「チームは新しいことに取り組んでいる。その過程で、上手くいかない時期と言うのは確実に存在する。それがいまなのであって、いま置かれている状況は決してネガティブには捉えていない。むしろ、ここを乗り越えれば、もうワンランク上のチームになれるという自信はある。そしていま、そのための練習を積み重ねている。自分たちの力で、しっかりと乗り越えたいと思う。ひとつ、ひとつの課題から目をそらすのではなく、そのひとつ、ひとつに正面から取り組んでこそ、本当に自分たちの力になる。時間がかかる部分はあるかも知れないが、継続してやっていくことが一番大事」(古賀正紘)。この言葉通り、誰もが前を向いてトレーニングに取り組んでいる。

 それでも、変化を本物にするには、やはり結果が必要。古賀は続ける。
「同時に、目の前にはJリーグの試合かある。1日でも早くJ1に上がりたいということを考えれば、どんな形であれ結果を出すことも大事。現段階では、やるべきことはしっかりとありますけれども、どんな形であれ結果を出すことが自信につながっていく。矛盾しているようだが、やるべきことを継続していくことと同時に、結果にはこだわっていかなければならない」

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 そして第7節。アビスパ福岡はアウェイ・とりぎんバードスタジアムに乗り込んで鳥取と戦う。昨シーズンはリーグ最多失点を喫し20位に低迷した鳥取だが、ここまで2勝3分1敗の8位。前節の長崎戦で今シーズン初黒星を喫したが、好調の内にシーズンをスタートさせた。昨シーズンとは違ったチームになっていると見た方がいい。しかも、昨シーズンの対戦成績は1勝1敗。昨シーズンの最終戦で味わされた屈辱を晴らすためにも、必要なものは勝点3しかない。

 この試合では3つのポイントに注目したい。まずは、水戸戦に引き続き、自分たちがトレーニングで取り組んでいることを試合で表現できるかということ。高い位置からのハイプレッシャー。奪ってからの素早い攻守の切り替え。そして、サイドアタックを中心にした縦へ速い攻撃。変化の過程にいる福岡にとっては、相手云々ではなく、まずは自分たちのサッカーを表現することが、何においても重要だ。
 ふたつ目はゴール前での積極性を出すこと。「水戸戦は、90分間通して、ほとんど我々のリズム。アビスパのサッカーも出来ていた。あとは、今の課題であるゴール前でのプレーの質を上げることや、積極的にシュートを打つという課題を解決する必要がある。今週のトレーニングで、ゴール前のイメージの共有や、クロスの上げどころは、より明確になって来たので、そこでゴールをとりたい」と石津大介は話す。

 そして最大の課題は勝負所を押さえ切ることにある。京都戦以降の4失点は、いずれも試合をコントロールしながらも、勝負所でのプレーが曖昧になって喫したもの。その要因として「勝者のメンタリティ」が欠けていることが指摘されているが、京都、札幌、水戸との戦いで味わった悔しさを糧にして、チームがどのような変化を見せるのかが興味深い。「望むだけでは何も変わらない。叶えるためには行動が必要だ」とはプシュニク監督の言葉だが、選手自身の「変わりたい」という想いの強さが試される試合でもある。想いの丈を爆発させ、「反攻の4月」にふさわしいスタートを切りたい。

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