INSIDE WEB

 

【bjリーグ第18戦】痛恨の逆転負け ライジングらしさを発揮できず

111211_01.jpg bjリーグ2011-2012第18戦
ライジング福岡vs.横浜ビー・コルセアーズ
日時/12月11日(日)13:00
場所/九電記念体育館
結果/福岡 73-76 横浜

取材・文・写真/中倉一志

 予兆は試合開始直後からあった。前日とは違ってディフェンスで激しくプレッシャーをかけてくる横浜に対して思うようなスピーディな展開に持ち込めず、しかもシュートがことごとくこぼれて行く。10人の横浜に対し、9人で戦った前日の疲労が残っていたのかも知れない。気がつけば2-8とリードを許した。横浜のミスやファールに助けられていたが、安易なターンオーバーを繰り返し、リズムを自分たちのものにすることは出来なかった。第1Qのスコアは15-17。まだ試合は始まったばかりだったが、ライジングにとっては閉塞感が募る立ち上がりだった。

 それでも、第2Qに入ると仲西淳が10得点を挙げてチームを牽引。横浜がファールからリズムを崩していく中、ライジングは我慢しながら、丁寧に、丁寧に、得点を重ねて行く。気がつけばスコアは43-32と形成は逆転。思うようなプレーが出来なくても、しぶとく得点を重ねて行く戦い方に、ライジングがゲームの流れを引き寄せつつあるように思われた。

111211_02.jpg
 しかし、立ち上がりから続く重たい空気は第3Qに入っても変わらない。リードを保っているものの、横浜の激しい守備の前に、ライジングは攻撃のリズムを刻むことができず、閉塞感は消えないまま。ともにシュートの正確性に欠いたこともあり、試合は我慢比べの様相をより一層強くしていく。どちらが辛抱できるか。勝負のポイントはそこに絞られた。

 そんな中、先にしびれを切らしたのがライジングだった。スピードが上がらずにインサイドへ入り込むことができず、アウトサイドのシュートをことごとく外し、さらに第3Qだけで7本のターンオーバーを喫した。「前半と後半では別のチームになってしまった」(小川忠晴HC・福岡)。我慢強く戦っていた福岡の集中力が切れた。そして、じわじわと追い上げる横浜の前に、前半の貯金を使い果たした。

 第3Qが終わった時点で、スコアはライジングの1点のビハインド。しかし、重たい展開の中、ロースコアで推移する試合は横浜の狙い通り。派手にスコアが動かない展開は横浜にとっては望むところだった。ライジングにも、スチールからの起死回生のゴールや、ケビン・パルマーのスーパーシュートなど、流れを変えるプレーは生まれていたが、ここでもターンオーバーを5つも記録。自ら崩れて行った。最後は3点のビハインドで迎えた残り10秒のシーンから、竹野明倫が放った3ポイントシュートがリングに嫌われて力尽きた。

 1試合を通して、狙い通りの展開で試合を進めていたのは横浜。「前日の試合は自分たちを見つめ直す機会になった」とレジ―・ゲーリーHC(横浜)は試合を振り返ったが、ディフェンス面での修正が功を奏し、ライジングの攻撃力を封じ込めた。それを勝利に結びつけたのが、要所でアウトサイドからの得点を重ねた蒲谷正之。トータルで14得点を挙げて試合を作った。その活躍を「特に蒲谷選手は今シーズンで一番の出来だった」と指揮官は讃えた。

 一方、ライジングはスピードを封じられたとは言え、細かいパスワークからフリーの選手を作り、アウトサイドからシュートを狙うなど、ゾーンディフェンスに対する攻め手は機能していた。しかし、アウトサイドからのシュートがことごとく嫌われたことでリズムを刻むことができなかった。そして、最大の敗因は20本を数えたターンオーバー。「勢いに乗りたいところでイージーなターンオーバーが出てしまった」と竹野は唇を噛んだ。
 しかし、次の試合はすぐにやってくる。悔しい逆転負けを胸に刻みつつも、気持ちを切り替えて臨むことが何よりも求められる。「次の岩手戦は2勝して帰ってきたい。そして、今年最後の島根戦もいい形で終えて、2011年を終わらせたい」と力強く話すのは仲西。次戦はライジングらしい戦いを見せてほしい。

111211_03.jpg 111211_04.jpg 111211_05.jpg

レジ―・ゲーリーHC(横浜)記者会見コメント
小川忠晴HC(福岡)記者会見コメント
試合終了後の各選手コメント


Comments

Body

12345678910111213141516171819202122232425262728293031 10