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【フットボールな日々】変化は見えたか

130125_01.jpg 取材・文・写真/中倉一志

 今シーズン初めて行われた45分×2のトレーニングマッチは0-1。1本目の20分に得点を許し、そのまま敗れました。始動日以来、練習を見てきましたが、実際に試合を通して、トレーニングだけでは見つけられない、いろんな発見がありました。まだ、試合内容を云々するまでの段階には来ていないというのが正直な感想ですが、一からのスタートを選択したチームが、どのように変わろうとしているのかという観点から見れば、非常に興味深い試合。試合内容という次元とは別の観点で、面白い試合でした。

 今日の試合で確認したかったことは3つでした。ひとつめは、奪ったボールを素早く前へ運ぶ意識を持ってプレーできるかということ。この点に関しては、チームの意識が変わりつつあることが感じられたのではないかと思います。特に1本目は、ボールを持って前を向いた時に、全員が前へ走りだすシーンが何回も見られました。これはマリヤン・プシュニク監督が最も大切にしているチームの肝。少しずつ、しかし確実にチームに浸透していると思います。

 ふたつめは守備のところ。プシュニク監督は2人でプレッシャーをかけに行くことを求めていますが、これは残念ながら試合の中では、あまり見ることが出来なかったように思います。微妙に連動している時もあるのですが、基本的には、去年までのように1対1で仕掛けに行ってしまう場面が多く、ファーストディフェンダーがハマらないと、相手に好きにボールを回されるというシーンが多く見られました。ここは、もっと、もっと互いの連携と意識を高めなければいけない点だと思います。

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 そして、最後が、しっかりと仲間同士でコミュニケーションが取れるかということでした。これはまだまだとしか言えません。日常のトレーニングでも「モット、シャベッテ」とプシュニク監督は指示を出していますが、トレーニング中であっても、まだまだ徹底されていないと感じます。当たり前のことですが、プシュニク監督は外国籍監督ですから、プシュニク監督に依存するばかりではなく、チームとして、もっと、もっとこだわりを持って、強く取り組んで行かなければいけないとこるだと感じています。

 そんな中で、今日、一番印象に残ったシーンは、1本目のキックオフ直後に、ジャン・ジョンウォンが左手で仲間を指さし、大きな声でコーチングをしたシーンでした。ジャンは高校を出たばかりの18歳。初めてプロの世界に足を踏み入れたばかりで、もちろん、海外でサッカーをするのも初めての選手です。しかも日本語も分からない。それでも、堂々と日本人選手たちに指示を出す。いいメンタルだと思います。技術もあるし、センスもいい。細いけれども、意外と当たりにも強い。大事に育ててほしいと思います。

 さて、プシュニク監督は、この試合をどのように評価したのか。そして、この試合を通して何が明らかになったのか。それはまた、次の記事で書きたいと思います。

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