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【bjリーグ 第24戦 福岡-島根】試合終了後の両HCのコメント

130111_06.jpg bjリーグ2012-2013 第23戦
日時:2013年1月6日(日)14:00 tip off
会場:九電記念体育館
結果:ライジング福岡 76-68 島根スサノオマジック
取材・文・写真:中倉一志

◎ジェリコ・パブリセビッチHC(島根スサノオマジック)
Q:試合を振り返って
「まずは、ホームチームの勝利におめでとうと言いたいと思います。今日のライジングは終盤の集中力が私たちよりも高く、逆に私たちは、大きなミスをしたわけではありませんが、小さなミスが続いてしまって、最終的に、福岡が見事に試合をものにしました。特に、ジュリアス・アシュビー選手が素晴らしい活躍でした。  とは言え、この2日間、私は自分のチームにとても満足しています。今日も36分間は、とても良い戦いが出来ていて、その中でリードもできていました。私たちは、まだ経験があるチームではないので、2日間、アウェイでこのような戦いが出来たことを満足しています。bjリーグでは、沖縄、福岡、滋賀が最も経験のあるチームで、選手たちの能力が高く、当然、リーグの上位にいます。しかも、今週に行われた試合の中で、私たちの試合がウエスタンカンファレンスでは最も重要な大一番という状況でした、そういう中で、福岡とのアウェイでの戦いで、2位を守らなければいけないというのは、経験のない島根にとっては大変な状況でしたが、結果として2位を守ることが出来たからです。私たちにとって、この1カ月半は大変ハードなスケジュールでした。大阪戦、滋賀戦をアウェイで戦い、そしてホームで大阪と戦った後は、アウェイで沖縄、ホームで大分、そしてアウェイで福岡と、アウェイでの試合や、強豪チームとの戦いが続いていました。それを無事乗り越えて、現在、2位の状況にあることに満足していますし、このチームが実力を付けたことを、皆さんに証明できたと思っています。ただ、リーグは長いので、まだこれからも、いろんな展開があるものと思っています」

Q:36分間は良い戦いが出来たとおっしゃいましたが、残りの4分間で、悔いが残る部分があるとすれば、どういったところでしょうか?
「まずはジェラル・デービス選手がファールトラブルで、3人の身長の高い選手同士で戦うというコンセプトが乱れてしまったことです。しかも、デービス選手は13本のリバウンドを取り、12本中、9本の2ポイントシュートを決めているという活躍ぶりでしたから。その後、バックパスのミスがあったり、あるいはレイアップを外したり、小さなミスが重なって相手にリードを許してしまいました。また、フリーマン選手は、昨日は素晴らしいパフォーマンスでしたが、残念ながら、今日は同じようなプレーをすることができませんでした」

Q:マイケル・パーカーが非常にいいプレーをしています。彼は起用するのが難しい選手だと思いますが、滋賀では非常に彼の特長が活かされているように思います。彼を起用するに当たって、HCとして何か御苦労されているようなことはありますか?
「私は、何歳になろうと選手は成長できるものだと信じています。マイケル選手は非常に能力が高い選手なので、得点を取るだけではもったいないと思っていました。彼の能力が高く、とてもいいアスリートだからこそ、私は今まで彼がやってきたこと以上の物を要求し、その結果、最近ではディフェンス面でも良いプレーが出来るようになりましたし、リバウンドでも彼の特長が、より活かされるようになりました。今までよりも幅の広いプレーヤーになったと感じています。
 今日も目立ったプレーがたくさんありましたけれど、印象的なプレーをひとつ挙げるとすれば、第4Qで完全にボールを失ってしまった場面で、ほとんどの選手が諦めていたところ、彼がアウトオブバウンズになろうとしていたボールに飛び込み、それを薮内選手に向かってパスを送り、チームのために、もう一度チャンスを作ってくれたシーンです。昨日は40分間プレーした上で、今日も40分間をプレーし、そして、最後の最後で、そういうプレーをしてくれました。素晴らしかったと思います。
 個人的には、HCの仕事は、選手に要求することを明確に説明して、個人の特長をチームに馴染ませることだと思っています。そういう点では、私とマイケル選手の間には全く問題はありません。自分は今まで世界的なプレーヤーとも一緒にやってきた経験もありますし、マイケル選手よりも難しい選手も大勢見てきましたが、何の問題もありませんでした。もちろん、マイケル選手とも問題は全くありません。私が彼に言えることは、チームのために常に頑張ってくれていることに対して感謝しているということだけです」

◎金澤篤志HC(ライジング福岡)
Q:試合を振り返って
「非常にタフなゲームでした。立ち上がりにリードを奪われたんですが、そこから選手たちがアップテンポなリズムに変えてくれたことが、ひとつのポイントだったと思っています。後半は、リバウンド、トランジションがポイントになっていたんですけれど、しっかりと押さえるところを抑え、自分たちにとっていい状況を作れたので、それが最後に勝利という結果につながったんだと思います。ただし、勝ったゲームの中でも、チームとしても、選手個々人としても、また課題が見つかっています。間もなくリーグ戦の半分が終わりますが、ライジングは、もっと、もっとステップアップできるポテンシャルの高いチームだと思っていますので、そのひとつ、ひとつを修正し、プレーオフに向けてチームを成長させていきたいと思っています」

Q:昨日のゲームではインサイドを攻略することが非常に難しかったと思うんですけれども、今日は、ジュリアス選手を中心にインサイドから効果的な攻撃を仕掛けていました。特に工夫したようなことはあったのでしょうか?
「昨日2ポイントの確率が上がらず、特にペイントないが攻められなかったんですけれど、そこで、慎重に行けとか、攻めるなとか言うと、ジュリアス選手やレジー選手の持ち味を消してしまうので、その部分での指示は敢えて出さずに、それよりも、その一歩手前のプレーで、少しでも相手のプレーを崩すようにと指示を出しました」

Q:第1Qにリードを奪われ、その後、少しずつ点差を詰めて行きましたが、追いつきそうになると離されるという展開が続いていて、第3Qが終わった時点では、むしろ、相手がゲームをコントロールしているようにも感じました。その中で、第4Qに逆転できた要因は、どのようなところにあったとお考えでしょうか?
「ひとつはトランジションですね。昨日のゲームの課題でもあったんですけれども、ディフェンス、オフェンス両面で、特にリバウンドを取ってから、もっとアップテンポにしたかったんですが、そこでリズムを作ることが出来たと思います。また、第4Qで石谷選手、徳永選手が、いいつなぎをしただけではなく、最後まで引っ張ってくれたので、そういうところでも、ライジングらしい勝ちパターンを作れたのではないかと思っています」

Q:島根には高い選手が多く、ライジングにとっては展開を強いられたと思いますが、その点に関しては、どのような工夫をされたのでしょうか?
「おっしゃる通り、高さに関しては手を焼いた2日間だったと思います。だからと言って身長差は変わるわけではありませんし、技術的なところであったり、強く体を当てるだとか、そういったことで相手にダメージを与えることが出来ます。今日の試合では、40分間、高さに対してフィジカルで強く持って行ってくれたことで、相手のダメージが蓄積し、最後の2分間になったんだと思います」


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