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【ライジング福岡】12/19トレーニング後のコメント

121217_01.jpg 取材・文・写真:中倉一志

◎金沢篤志HC;
Q:大分戦は自分たちのバスケットをやるだけだったとは言え、相手の状況を考えるとやりづらさもあった試合だったと思います。
「難しいと言えば、難しかったですね。自分たちが出来てなかったり、求める内容ではなくても、相手の状況もあって<得点で来てしまったり、守れてしまったりということで、お互いにフィードバックしあうときに『でも点は取れていたよね』『でも守れていたよね』というようになってしまうというところで難しさはありました。でも、1戦目を終わってデータを見てみたら、出来ていたけれども求める次元の内容ではなかったというのが出てきていたので、選手もうっすらと感じていた課題が明確になったかなとは思います。大分戦のチームの目標は、とにかく勝つためにやるということでしたが、それだけではなく、シーズンを勝つためには何が必要かということを、2戦目のハーフタイムで、もう一度テーマにしました。そうしたところ、選手の口から、戦術面や連携面で、こういう試合だからこそやれることがあるんじゃないかという言葉が出てきました。1勝を得るということは大きなことですが、達成感だったり、満足感、充実感がないということを選手が感じていたからこそだと思うんですが、ハーフタイムで、このまま勝っても何も得るものはない、ああやろう、こうやろうと、選手たちの中で、いい議論が出来たんです。それを見て、これで後半に意味を持たせることが出来るなと思いました。ゲームにどういう意味があるかというのは自分たちで付けることが出来ると思っていましたが、そういう意味では、選手自身が残り20分間に、どういう意味を持たせるかということに取り組んでくれたので、自分としては、2戦目の後半は、意味ある勝ちをチームとして得ることが出来たのかなと思っています」

Q:何となく勝ったのでは、年明けの大事な島根戦で痛い目に合いかねません。
「それでは島根戦と言わず、次の宮崎戦で足元をすくわれると思います。シーズンは長いですけれども、勝ち星を取れる可能性が高い試合であれば確実に取っていきたいですし、課題意識のない、ゲームを終えたときに達成感、満足感のない試合をするとチームの勢いが止まってしまうので、今回の大分戦については勢いを止めずに、課題意識を持って戦えるかということに神経を使いまた。けれど、それぞれの選手が良い仕事をしてくれましたし、徳永、桝本、高畠も経験を積めました。彼ら3人にとっては、いい成果もありましたし、今後の課題も見えたのて、本当にいい経験になったと思います。彼らが成長してくれれば、それは単純にチームの成長になりますから、それは良かったところですね。また、チーム全体としても、オープンショットを作って、それを確立良く決める、オフェンスリバウンドを取るということがやれました。その中でも、オフェンスリバウンドの時に、仲西、加納、ガードの選手が飛び込むシーンが出てきたのはチームにとっては大きい成果でした。それが島根戦や、シーズン後半に出てきたら、ライジングは、もっと相手にとって嫌なチームになれるんじゃないかという印象はあります」

Q:収穫はどんな点でしたか? 「データで言えばオープンショットを良く作れるようになって、それを決めていたということ、もうひとつは相手のオープンショットの数を減らせたことです。相手の状況を考えると打たせてもはずす可能性は高かったと思うんですけれども、だからと言ってそれをさせてしまうと、自分たちが何かを仕掛けたわけではなく、相手の問題で守れているだけなので、相手のオープンショットを減らしたいという狙いがありましたが、2試合目の後半はほとんど打たせなかったので、その部分は成果だったなと思っています。けれど、課題にしていたところが全部解決したわけではないので、そこはひとつの反省点として、また、課題を修正して乗り越えるための糧として、今週、取り組んでいこうと思います」

Q:ライジングを含めて、上位4チームが鎬を削るという展開になってきました。
「いずれのチームも強いチームだと思いますし、最後まで混戦になると思います。長いシーズンですけれども、チームとしては、1戦、1戦目の前の戦いに全力で臨み、その中で課題を解決していくという意識に変わりはありません。特別に意識することはありません」

◎桝本純也選手;
Q:大分戦では、いつもよりも長いプレイタイムが与えられましたが、桝本選手にとってどのような試合でしたか?
「金沢HCから、試合前にプレータイムが長いというのは言われていたんですけれど、相手が大分だからと言って特別に意識するのではなく、プレータイムが長いからと言って特別に気負うとか、気合が入るということではなく、いつも通りに、練習でやっていることを試合でやろうと思ってプレーしました」

Q:1日目は得点も重ねましたし、2日目は得点は少なかったですけれども、両日にわたって特徴は出せたのではないかと思います。
「1日目は比較的ボールを持つことが多かったのでシュートチャンスもありましたし、相手が疲れていたというのもあったので、自分が一番最初に走ってやろうという気持ちでやっていたことが、ファーストブレイクにつながったのではないかと思いますね。2日目は1日目よりもボールが回ってこなかったので、ディフェンスや、カバーリング、リバウンドを意識しようと思っていました」

Q:金沢HCは、常日頃から、若手選手が経験を重ねてチームの戦力になることが、頂点に立つには必要なことだと話しています。
「先輩たちを休憩させている間に自分が出るというのも大事なんですけれども、自分自身としては、そうではなくて、自分が試合に出て、活躍して、それでチームのプラスになりたいなと、すごく思っています。今は控え要員ですけれども、そこに甘んじるつもりはありません。そのためには、毎日の練習をどれだけしっかりやれるか、そして、試合に同じようにコンディションで臨めるようにすることが大事だと常々思っています」

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Q:チームは戦うたびに強くなっていく印象があります。 「どの試合であっても、終わった後に、何が悪かったのか、何が良かったのが、そして、その日の自分たちの出来について、みんなが話し合って、その内容について、みんなが必ず納得して終わるんです。プロは個性の強い人たちが集まっている集団ですから、「それは違うだろ」ということもあると思うんですけれども、そういうことが、このチームには全くありません。外国籍選手が言ったことでも、日本人選手が言ったことであっても、みんなが理解するし、みんなが納得するし、すごく気持ちいい感じで解決して次の試合に迎えています。自分も、その中にいるんですけれども、それを聞いたり、見たりして、すごいチームだなと思いますね。それぞれにバスケット観はあるんですけれども、みんながひとつにまとまっていて、試合が終われば、すぐに次の試合に向かって頑張ろうという感じになります。それに、悪ければ悪かったで、タイムアウトやハーフタイムを利用して、その場で話すし、すぐに修正しようとします。その内容をみんなが納得し、そして実践に移しているので、それが戦うたびに強くなっていく要因だなと感じています」

Q:さて、プロ生活をスタートさせて2カ月余りがたちましたが、ここまで、どんな感触を持っていますか?
「いきなり飛び込んだ世界なので最初は戸惑ったんですけれども、シーズンが始まって、試合に少しずつ出るようになって、普段の練習にも少しずつ慣れてきて、そして、慣れただけではなく手応えも感じられるようになってきました。それは、自分にとっては大きいかなと思いますね。最初は何もできなかったんですけれども、最近はシュートも打てるようになってきましたし、そうした手応えを、毎日、ひとつでも掴んで試合に臨めたら、試合でも同じことができるんじゃないかなと思ってやっています。ただ、気負いすぎないようにはしています。今日も頑張ろうという気持は、もちろんありますが、「今日は○○が相手だから頑張ろう」というような気持ちはないですね。どんな試合であっても、練習であっても、いつも緊張感を持ち、やるべきことをやるということを意識して毎日を過ごしています」

Q:コートの外から見いていても、変わってきたなと感じます。
「今は、最初の大分のプレシーズンマッチでプレーしたときとは全然違っています。あの時は、チャンスを作ってもらうということが多かったんですけれども、今は自分で点を取りに行ったりとか、自分でチャンスを作るというのを意識しています。ステップアップしているのを実感しながらやっています」

Q:さて、宮崎との2試合で年内のスケジュールが終わります。どのような気持ちで臨みますか?
「チームのみんなもそうだと思いますけれども、相手が宮崎だからという特別な意識はありません。どの試合であっても、どんな相手であっても、試合に出られたら、自分がチャンスメイクして得点につなげるという意識を常に持っているので、宮崎戦も同じです。ただ、宮崎とはシーズン前に練習試合をやったんですけれども、その時よりも得点もしたいですし、もっと相手を圧倒したいですね。その結果として、年内最後の試合を気持ち良く終われたら、年明けの島根戦にもつながるんじゃないかなと思っています。でも、何度も言いますが、自分自身はいつもと何も変わることなく、普段通りに練習をして、そのコンディションのまま試合に臨みたいなと思います」

◎高畠佳介選手;
Q:大分戦は、いつもよりプレータイムが長く与えられました。1日目は悔しい思いをしたようですけれども、2日目は最後で3ポイントも決めました。大分戦をどのように捉えていますか?
「シーズンを通して、自分の調子をどうやってコントロールするかということが全然わからないところもありましたし、練習と試合は全然違うということを実感しました。大分の前も、ちょこちょこ試合に出してもらっていたんですけれども、大分との1試合目は、自分の準備が足りなかったと、すごく感じました。それで、1日目にできなかったことを2日目に生かそうと思ってプレーしたことで、ああいう結果になり良かったなと思います。でも、1日目も、2日目も、チームのみんなが自分にシュートを打たせてくれる場面が多かったので、それも周りのおかげだと思っています」

Q:金沢HCは、頂点に立つためには全員の力が必要で、今はベンチメンバーかも知れないけれども、その選手がスターティングメンバーと遜色のない力をつけることが必要だとおっしゃっています。 「試合をするごとによって、誰が長く出るとか、そうでないとかが明確になってきましたけれども、その中での自分の居場所というか、役割というものが明確に見えてきているので、その役割を達成するか、しないかが、チームが強くなるか、ならないかの大きな分かれ目になると思います。徳(徳永)さんも1年目に悔しい思いをしていましたが、今年になって、出場時間は短くても、自分の特徴を生かしてプレーしたことがチームに活力を与え、その結果が沖縄戦の勝利だったと思います。それを見て、ファイナルまで行くためには、自分や桝本選手が、たとえ短い時間であっても、どこかで活躍することがカギになると改めて思いました。そのためには、やはり、毎日、毎日の練習を積み重ねていくことが必要だと思っています。練習と試合は同じではありませんが、だからこそ、その中で、いつ試合に出てもいいように準備をするという構えが必要かなと思いますね。それと出られないのは自分に物足りない部分があるからだと思うので、それが足りるようになるまで練習していくしかないという思いが強くあります。それに、バスケットはみんなでやっているものなので、チームになるために、自分がどこまで頑張れるかを意識しながらプレーしていきたいと思っています」

Q:チームは戦いながら、いろんな顔を見せながら強くなっていく感じを受けます。
「沖縄戦で負けた後に、みんなで話し合って、その後も、1日、1日チームが成長していくのを感じています。自分は明るいキャラで、ベンチでも、どこでも、落ち込ますに元気を出してやっていくことを持ち味にやっていこうと思っていますが、それを常に出すことで、ベンチが盛り上がり、それがチームを後押しできることにつながるという形が沖縄戦から出てくるようになって、チームで戦っているんだなということをすごく感じています。また、ベンチで後押しが出来るのは、ベンチのメンバーが、いつでも出ていける準備がで来ているからだと思うので、チームが日に日に深まっていくのを感じていますね。ただ、シーズンは長いので何があるかわかりません。今の状態に満足するのではなく、自分たちベンチメンバーが、もっともっと元気を出してやっていかないと、いけないと思いますね。自分は滋賀にいたときに、チームがそういう状況に陥ったことを経験しましたが、その時は練習せいだったので何もできませんでした。でも今は、選手として福岡にいるわけなので、悪い流れになっても、それを乗り越えられるように、試合に出ていなかったとしても、みんなに力を与えられるようにしたいですし、試合に出たら出たで活躍できるように準備をしたいと思っています。そして、チーム一丸という部分が、周りから見ても、お客さんから見ても、どこから見ても感じてもらえるようになれればなと思っています。ファイナルまでは長いので、誰1人として気を抜かずに、コート外でも、コート内でもやっていきたいなと思っています」

Q:いい流れのときだけではないのがリーグ戦ですし、バスケットだと思います。 「たとえば、沖縄との1戦目は点数が開いて、自分を始めベンチスタートのメンバーが出たんですけれども、そういうときでも、僕や桝本選手がアグレッシブにプレーすることや、声を出してディフェンスをすることで次につながることもあると思うし、それは自分たちの経験にもなると思います。ただ口で言うのは簡単です。それをどれだけ実現できるかというのがすごく大事なのだということを、この2、3週間ですごく感じたので、わずかな時間であっても精いっぱいプレーできるように、普段からやっていかないといけないなとすごく思います」

Q:年内は残り2試合です。今おっしゃったような観点から言うと、どんなプレーをしたいですか?
「自分が得意なのはシュートだと言い続けてきたんですけれども、シュートはみんなが打たせてくれたり、チームメイトのおかげという部分があります。今は、試合に出たら、ディフェンスから声を出したり、そういうことを、もっとやっていかないといけないんじゃないかと思っています。沖縄戦や大分戦を踏まえて、自分のキャラというのは、いつでも声を出したり、がむしゃらにプレーすることだと思うので、それをしっかりと表現し、ディフェンスをしっかりやった上でシュートを決めれば、チームも盛り上がると思うし、そうすることで、これからもチームの力になれればと思っています。さっきも言ったように、口で言うのは簡単ですけれども、やるのは大変なので、それを自分らしくやりたいなと思います。そうすれば、周りのチームメイトもパスをくれますし、後は決められるように準備しておくだけだと思うので、そういうところで自分が活躍できればなと思います。少しの時間であっても、それができればチームも成長できるかなと。年内最後の試合なので、そういう終わり方ができればなと思います」

Q:勝つことが重要ですけれども、みなさんの目的意識を達成した上で勝つことが重要ですね。
「やはりチームとして強くならなければいけないので、自分がアピールすることも必要ですけれども、チームとしてやるべきことをやった上で自分の持ち味を出すことが重要だと思います。いまチームが上向きで、沖縄の15連勝を止めたりした中で、やっぱり年内最後の試合をしっかりと終えて、新年の島根戦をいい形で迎えるためには、チームが目的としていることをチームとして達成したうえで、選手それぞれが特徴を出せれば、僕たちは強いと思います。自分や、桝本選手とかルーキーもチームのピースだと思うし、ライジングが大きくなるために、僕らが力を出さなければと思います。それを徳永先輩がプレーで見せてくれているし、それを見るたびに、自分らも頑張らないといけないなと思っています。いい先輩たちがいるからこそ、そういうことを感じられると思うので、日々、大切にしたいと思います」

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