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【bjリーグ 第17戦 福岡-沖縄】沖縄強し!ライジング完敗

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日時:2012年12月8日(土)14:00 tip off
会場:宇部市俵田翁記念体育館
結果:ライジング福岡 79-97 琉球ゴールデンキングス
取材・文・写真:中倉一志

 宜野湾市立体育館で首位を独走する琉球ゴールデンキングス(沖縄)と戦って2週間。ライジング福岡は、宇部市俵田翁記念体育館で再び沖縄と相まみえた。前回の対戦では2連敗。沖縄を意識しすぎて自分たちのバスケットが出来ずに敗れた。だが、沖縄との距離感も掴んだ。その感触を金澤篤志HCは次のように話していた。

「(前回対戦の)連敗は残念な結果。しかし、沖縄との距離感は、すごく遠いわけでもなく、基本的な部分で何かを変えなければいけないわけでもはなく、届く範囲にいるということが分かった。あとは、本当に僅かな差を、どうやって詰めていくのかがテーマ」  沖縄は現在14連勝中。戦えない相手とは言っても、bjリーグを牽引する実力チームであることに代わりはない。まずは立ち上がりのせめぎ合いで、沖縄に主導権を渡さないことが勝負のポイントと思われた。

 だが、この試合のキーポイントであると思われた第1Qで、ライジングは沖縄に大きく水をあけられることになる。その要因となったのは守備力の違いだった。立ち上がりからアグレッシブに動き回る沖縄は、鋭い出足でライジングに激しくプレッシャーをかけ、ボールが停滞すると見るや、素早くダブルチームを仕掛ける。その沖縄のプレッシャーをまともに受けるライジングは、得意のスピードある攻撃を繰り出せず、さらにターンオーバーを繰り返した。何とかシュートを放っても、オフェンスリバウンドが取れずに二次攻撃が仕掛けられない。

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 そして、リズムを崩した影響からか、これまでチームを支えてきたディフェンスも崩れた。波里成に自由にゲームをコントロールされて的を絞らせてもらえずに、フリーでシュートを打たれるシーンが目立つ。気がつけば第1Qは18-28の10点のビハインドで終えた。
 第2Qに入っても流れは変わらず。ライジングがインサイドの守りを固めれば、沖縄は外からのシュートを決めて着実に得点を重ねていく。そしてディフェンスのプレッシャーは衰えるどころか激しさを増すばかり。ライジングのターンオーバーの数は、第1Qを4つも上回る9を数え、オフェンスリバウンドはひとつも取れなかった。前半を終えてのスコアは29-48。沖縄強し。会場には、そんな空気が漂う。

 ライジングが「らしさ」を感じさせたのは、47-73で迎えた第4Qに入ってから。レジー・ウォーレン、ジュリアス、そしてレジーと6連続ポイントを挙げると、ここからは互いにリングに向かって仕掛け合う展開に。そして殴り合いのようなバスケットを制したライジングは第4Qを32-24で終えた。それでも、トータルスコアは79-97。試合全体を見れば、沖縄の強さばかりが際立った試合だった。

 スタッツで両チームの差が際立っていたのは、リバウンド、スチール、ターンオーバーの数だった。リバウンドはライジングの32に対して沖縄の45。中でもオフェンスリバウンドは試合を通して3本しかとれず、いかに沖縄の守備力が強かったかが分かる。そしてスチール数はライジングの3、沖縄の14。ターンオーバーでも21対10と大きく水を空けられた。たたみかけるような攻撃力が特長の沖縄だが、そのベースがアグレッシブな守備にあることがスタッツからは見える。ライジングがターンオーバーを繰り返したのも、沖縄の激しいプレッシャーをまともに受けてしまったことによるものだった。

「相手はまだ負けていないキングス。そこから勝利を挙げようとするならば、並々ならない覚悟を持って戦っていかなければいけなかったが、普通にゲームに入ってしまった」とは、試合を終えての金澤HCの弁。立ち上がりに一気呵成に攻め込まれたことで、自分たちの力の出すことが出来ずに敗れた。
 しかし、金澤HCは続けた。
「今日の敗戦の中にヒントがあると思う。それを活かし、明日勝つためにどうするかということを考えて、明日こそは覚悟を持って勝利を目指して戦っていきたい」
 そして一夜明けた9日、ライジングは会場に足を運んだブースターの前で、その覚悟を見せることになる。

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【bjリーグ 第17戦 福岡-沖縄】試合終了後の両HCのコメント


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