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【フットボールな日々】変わらぬままに終戦

121113_01.jpg 取材・文・写真/中倉一志

 立ち上がりはいい形で入ったのですが、結局のところ、鳥取戦は今シーズンの福岡を象徴するような試合でした。1失点目はゴール前でのありえないプレーが原因。2失点目は、試合終了までわずかとなった時間帯に、左サイドに開いた美尾(鳥取)をフリーにして、あっさりと突破を許したところで勝負あり。最終的には、神山がはじいたボールを吉野が押し込みましたが、ペナルティエリア内に人数がいながら、ボールにつられてしまい、ゴール正面にいた吉野を誰も見ていないというおまけまで付いていました。

 鳥取の拙攻に助けられて失点は2で終わりましたが、岡田が退場処分になったシーンも、GK神山が安易に岡田へボールを渡したことが原因。その他にも、不用意なプレーや、あり得ないパスミスからピンチを招くシーンや、無理してつなごうとして前からプレッシャーをかける鳥取に引っかけられ、ショートカウンターを喰らうシーンが続出。加えて、球際で粘れず、ルーズボールへの反応が、相手よりも一歩も、二歩も遅いのも、ここまで繰り返され続けたシーンでした。「よくぞ2失点で終わったな」。それが率直な感想です。

 当たり前のことですが、1試合や、2試合で大幅にチームの状況が変わるわけもなく、ここまでの福岡の状況を考えれば、当然の結果だったかも知れません。また、この日の布陣と戦い方は、勝利だけを優先させるというよりも、あくまでも、ここまでやってきた自分たちのサッカーを貫いた上で勝利することに重点が置かれていましたから、アグレッシブにボールにプレッシャーをかけ、高い位置で相手を引っかけてショートカウンターを狙う鳥取にとっては、戦いやすかったかも知れません。

 さて、今シーズンの福岡は、チーム変換期に当たる成熟度不足と、選手の経験不足が問題とされてきました。しかし、本当の問題はそこにあるのではなく、攻守に渡って数的優位を作る、切り替えの速さで相手を上回る、互いの距離感を適正に保つ、チームとしてのやり方を徹底する等々、戦術や経験を云々する以前の部分が徹底できていなかったことにあると思っています。また、個人の不用意なミスが延々と続いているのは、個人の問題であると同時に、クラブの中に「甘さ」が存在していることを示唆するものだとも理解しています。

 チームの完成度が高まるはずのリーグ後半の成績も3勝5分13敗で最下位。この事実は、取り組んできたことについて、どこかに問題があったことを示しています。それは想定の範囲を大きく超え、選手の技量、経験を考慮しても、あり得ない状況だと言えます。自分たちの取り組み方を肯定するのではなく、まずは真摯に現実を見つめること、それが今の福岡には必要だと思っています。来シーズンの体制はまだ決まっていませんが、まずはクラブとして、チームのどこに問題があったのか、しっかりと整理してほしいと思っています。


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