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【ライジング福岡】11/6トレーニング後のHC、選手コメント

121108_01.jpg 取材・文・写真/中倉一志

金澤篤志HC;
Q:高松との2戦をどのように捉えていらっしゃいますか?
「高松戦ではゼ―ン選手が故障で出場しませんでしたが、連勝して、いい形は作れているんですけれども、シーズンが始まって7試合目、8試合目ということもあって、多少の疲労感が練習の時からあったかなと感じていました。ただ、それを言い訳にせずに、選手たちが最善を尽くしてくれたことが一番大きなキーになっていたと思います。もちろん、主力だけではなく、高松との2試合はベンチプレーヤーがキーになるとも思っていましたが、石谷選手は引き続き好調を維持してくれましたし、徳永選手が普段よりも長い時間出場してディフェンスを引っ張ってくれて、1ゴールも決めてくれて、そういうプレーが出るということが、この連勝につながったひとつの要因なのかなと感じています。
 オフェンスに関しては、ライジングの特長である1対1、ツーメンゲームのところで、しっかりとアタックできていたと思います。特に攻撃回数1試合目が99回、2試合目が96回ということで、目標の100回に近い結果が出せています。良かった点はディフェンスからボールを奪って走れたこと。特に2試合目に関しては、80点のうちの30点がファーストブレイクからの得点なので、そういったところは本当のライジングの良さが出た部分でした。ディフェンスが安定していたということ、そして、オフェンスリバウンドを奪いに行って制したというのが大きいと思います」

Q:おっしゃる通り、高い守備意識が印象に残る試合でした
「マンツーマンディフェンスの他、トラップディフェンスも用意していたんですけれども、トラップを仕掛けるのも、フルコートでしっかりとマッチアップしてプレッシャーをかけるというのがキーなので、それをチームがやるべきこととしてイメージを共有してできたということです。先週の練習では、そういったところを重点的にやったので、それが試合に出たというのは、本当に大きな成果だったんじゃないかなと思います」

Q:チーム全体に非常に落ち着いた雰囲気があふれているようにも感じます。
「第1戦目で20点差に開いてから5点差くらいまで詰め寄られたのですが、それは相手のトラップに対して対応が遅れたと言うのがありました。2戦目は、相手がやってくるだろうという予測もありましたし、アタックするポイントを間違えさえしなければボールを運んでゴールまでつなげられるという、ひとつのチームとしてやるべきことが明確になったということが収穫でした」

Q:戦うたびに、課題をひとつずつ改善しているように感じます。
「それは感じています。その理由としては、もともと選手たちが持っている能力が高い、チームとして出た課題を改善する適応能力が高い選手が多いからだと思います。けれども、それだけでは課題を修正することは出来ず、チームとしてこれを改善するんだというイメージの共有が必要なんですけれども、その部分でも、今のチームはコミュニケーションが取れているので強いですね。課題が起きても、こうやって改善するんだと、バラバラにならずに、ひとつの方向に向かって取り組んでいます」

Q:リーグ戦では、山もあれば谷もあります。その幅を員に小さくして、全体としては右肩上がりになっていく。そういうことが必要だと言うことでしょうか?
「高松戦に関して言えば、今まで上がってきた波が少し下がってきているかなと感じていたんですが、波を小さくしているのは、やはりベンチメンバーの存在が大きいですね。そして、高松戦で下がっているところを乗り越えたので、選手としても、チームとしても自信になりましたし、また1回リセットして滋賀戦に臨めるという好材料、結果がついてきたのは大きかったですね」

Q:耐えてると言うのではなく、上手に我慢しているという印象を受けます。
「最終的に1点勝っていればいいわけですし、ゲーム中にも波はありますし、やられていたとしても、最低限に相手の波を抑えられるのであれば、それで良しとして、トータルでみれば1点でも勝っていればいいと思っています。このチームは大きな波を作れるチームですし、そういった考えを持てるところにもチームの良さがあると感じています。ちょっとした失敗で落ちてしまうこともあると思うんですが、ベテラン選手が多く、実績や経験値が高い選手が多いので、やはり戦い方を知っているんだなと思います」

Q:次は滋賀戦です。どのようなことをポイントにして戦われるつもりですか?
「まずは自分たちがやるべきことをやることが軸になってくると思っています。自分たちの強みを軸にして戦ってて行きたいですし、それが一番いい戦い方だと思っています。滋賀さんはシャッフルオフェンスという有名なシステムを使って攻めてくる、どちらかと言うとアウトサイド主体のチームなので、3ポイントは打たせたくないですし、打たれたとしても、リバウンドを取って、どんどんプッシュしてオフェンスにつなげていきたいと思います」

仲西淳選手;
Q:高松との第2戦は立ち上がりにリズムを掴む完勝でした。
「マサ(加納督大)のシュートから始まったんですけれど、立ち上がりから、みんながリングに向かって積極的にアタックして、出だしで勢いがついたのが良かったんじゃないかと思います。自分も、今日は体の調子が良くて、アップの時から体が軽く、いい感じだったので自然とリングにアタックできました。(第1Qで8得点)それが良かったのかなと」

Q:1戦目は第4Qで追い上げられましたが、2戦目では、きちんと試合を終わらせることもできました。
「こちらがリードすれば、当然のように相手は追いつこうとしてプレッシャーをかけてくるので、それに対して、どのように対応すべきなのか。それがチームの新たな課題として見えたのが1戦目でした。その課題に対して、金澤HCからミーティングで話もありましたし、1日目で学んだことで2日目は上手く対応できたと思います」

Q:試合をするたびに、課題がひとつずつ改善されていますね。
「このチームのいいところは、課題が見つかったら常にチームで取り組む、課題が出た時点で、すぐに対応するというところです。高松戦が終わった後に、すぐに次の滋賀戦に気持ちが向かっていましたし、終わった直後にすぐに気持ちを切り替えて、次の試合に向かって課題を修正しようという姿勢があります。勝ったということに満足せずに、常に、いかにして100%に近づけるかを全員で考えていることが、このチームの一番いいところだと思っています。どうすれば次の試合で勝ちにつなげられるのか、どのようにして自分たちを良くすれば勝ちにつながるのかということが、いつも話の中で出てくるし、それを練習で取り組んで次の試合に向けて準備しているので、それがいい方向に出ているんだと思います」

Q:非常にディフェンスの意識が高い印象があります。
「ようやくディフェンスマインドのチームになってきたかなというのは、凄く感じています。今までもずっとそうだったように、ライジングは得点力のあるチームで、オフェンスの部分では心配することはなかったのですが、プレイオフに出た時に守備のところに問題があって、結果として勝ち進めないという状況がありました。ですから、今年はディフェンス面を改善するということをテーマにしてシーズン前から取り組んて来ていたので、それが少しずつ出来るようになってきたと感じています。
 スチールとか、リバウンドとか、スタッツに表れている部分もそうですが、数字に見えない部分でも、例えば林太郎(徳永)がフルコートでプレッシャーをかけてくれたりしているように、そういう仕事をしてくれる選手が出てきているし、竹野も、ひとつのルーズボール、ひとつのリバウンド、とにかくボールに対する執着心を強く持っているので、そこが良くなってきている部分だと思います」

竹野明倫選手;
Q:2日目はライジングのリズムで運べた試合だったと思います。
「1日目はもたついたところがありましたが、逆に言えば、それは1日で経験できたということですよね。1日目の4Qで追い上げられるということが起こったからこそ、そういうシチュエーションになった時に、自分たちがどのようにやれば立て直せるを学ぶことができた。だから2日目は初日のような展開にはならなかったということだと思います。前半を終わって点数が離れている状況でしたけれど、金澤HCも渇を入れてくれましたし、気を緩めることなく、後半もしっかりやれたと思いますね」

Q:たとえ点差を詰められても慌てることなく対応し、いつの間にか、また点差を広げているという、非常に落ち着いた試合運びが印象的でした。
「当然、相手もプロの集団なわけだから、20点開いたからと言って、中学校や高校の試合のように、それが30点、40点に広がるというゲームには絶対にならないと思います。点差を縮められて相手に流れが行った時でも、早くその波を断ち切って、いかに自分たちの流れに、また持ってくるかというのがキーになってくると思うんですけれど、そういうことを、高松との2日間で経験できたんじゃないか、チームの経験値として蓄えられたんじゃないか、そう思いますね」

Q:シーズンを乗り切る上で、ディフェンスとリバウンドが鍵とおっしゃっていましたが、その部分の意識の高さが見えた試合でもあったんじゃないかと思います。
「そうですね。すごく選手が我慢強くプレーできてますよね。オフェンスで上手くいかなくて、2本、3本、4本と点数が取れない時でも、オフェンスがディフェンスに影響することなく、コンスタントに守れているというところが、相手に一気に詰め寄られることがないということにつながっているんじゃないですかね。20点のリードが12、3点差くらいまでは詰め寄られるけれども、一桁にはさせずに、そこからまた15点、16点と差を広げていく。そこは選手が凄く我慢して、試合をコントロールしている部分だと思います」

Q:次は、去年、1度も勝てなかった滋賀との対戦です。何か意識するところはありますか?
「今のチーム状況、選手の意識、そして試合運びからすれば、同じ状況で臨めば絶対に勝てるという自信はありますね。もちろん、そのためには今週1週間の練習が必要だし、いい練習をしなければいけないとは思いますけれど、そのいい練習ができるという自信もあります。誰1人として現状に満足していないし、誰も手を抜く選手はいないし、常にチームのために、個人のスキルアップのために、日々の練習を費やすという姿勢がチームの中に強くあるので、それを続けていれば絶対に勝てると思います。戦術は、ヘッドコーチがスカウティングして準備するわけだから、自分たちはハードに練習をして、選手としての準備をどこまでやれるか。特別なことを意識するのではなく、自分たちのやるべきことに取り組んで、それをすべて出せるように準備して試合に臨むこと、それが勝星を挙げる一番の近道だと思っています」


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