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【bjリーグ2012-2013 第4戦】見えてきた自分たちの形

121027_03.jpg bjリーグ2012-2013第4戦
ライジング福岡vs.浜松・東三河フェニックス
日時/10月21日(土)14:00
場所/九電記念体育館
結果/福岡 106-96 浜松

取材・文・写真/中倉一志

 全52試合のレギュラーシーズンと、その後に続くプレイオフ。長いbjリーグを勝ち抜くためには、日々の結果に一喜一憂することなく、自分たちがやるべきことを、どんな時でも貫き通せるか否かで最終的な勝敗が分かれる。しかしながら、やはり連敗は禁物。そういう意味では、3連敗というシーズンスタートになったライジング福岡にとって、この日の浜松との対戦は、いつも以上にプレッシャーがかかってもおかしくないものだった。しかし、選手たちに動揺はなかった。竹野明倫は話す。
「最後の大事なところで詰め切れずに勝ち試合を落としたのは痛いが、シチュエーション的には完全に勝っていた試合で、トータルで自分たちの方がいいバスケットができていたので、負けを引きずることはなかった」
 その言葉通り、軽快なリズムでバスケットをするライジングは、立ち上がりから試合の主導権を握った。

 この日のライジングのテーマは、前日に浜松に許した23のオフェンスリバウンドをいかに抑えるのかということ。結果から言えば、第1Qのオフェンスリバウンドはライジングの5に対して浜松の1、ディフェンスリバウンドでも福岡の11に対して浜松の3と圧倒。攻めても、全員がアグレッシブにリングにアタックして、面白いようにインサイドからの得点を重ねていく。この立ち上がりの出来が試合の大勢を決めた。浜松もアウトサイドからの得点を重ねて粘り強く試合を進めていくものの、14-14の局面からライジングが連続8得点を重ねて一気に浜松を突き放して、第1Qを28-20で終了。そして、第2Qは3本の3ポイントシュートを含め、第2Qだけで11ポイントを挙げたジョシュ・ペッパーズがチームを牽引。コツコツとポイントを重ねて差を詰めようとする浜松を突き放していく。

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 もちろん、浜松もなす術もなく戦っていたわけではない。第2Qまではインサイドに入ることが出来ずにアウトサイドからのシュートに終始していたが、第3Qになると積極的にインサイドからも仕掛けるようになり、それに伴いライジングのファールが増えていく。そして、第3Qだけなら20-23と福岡を上回った。しかし、ライジングは落ち着きを失わない。しっかりと仲間でボールをシェアし、派手なことはせずに確実に試合を進め、詰め寄られそうになるとポイントを重ねて、浜松の追随を許さない。その傾向は、ともに激しく攻め合う展開になった第4Qに入っても変わらなかった。終わってみれば、ライジングは今シーズン初の100得点以上を叩きだして危なげなく勝利。ブースターが待ち望んでいた今シーズン初勝利を、ホームゲーム2戦目で手にした。

 この日、29得点を記録してMVPに輝いたジョシュ・ペッパーズは次のように試合を振り返る。
「開幕3連敗という難しい状況で迎えたホーム2戦目だったが、ライジングには良いプレーヤーがいるので、ひとつになってプレーすることを意識していた。その結果、みんなが協力してプレーできたことが大きな勝因。課題をしっかりと修正できたことが良かった。ボールをみんなでシェア出来たことで、全員の動きが良くなり、1人、1人の得点が上がり、その結果の100点ゲームだった」
 その言葉通り、課題とされていたオフェンスリバウンドで浜松を大きく上回ったことが大きな勝因のひとつ。そして何より、6人が二桁得点を記録したように、全員バスケットで勝利を手に入れたことが大きい。4戦を過ごして、ライジングは、いよいよ本来のポテンシャルを発揮し始めた。

 そして第3節(10/27、28)、ライジングはアウェイに乗り込んで京都ハンナリ―ズと対戦する。京都は開幕戦で戦った島根同様、ハーフコートオフェンスを中心とした、ゆったりとしたリズムで戦うチーム。そのリズムに飲み込まれることなく、ライジング本来のアップテンポなバスケットを展開できるか否かが鍵になる。ジョシュ・ペッパーズは話す。
「京都は良いチーム。タフなゲームになることは間違いない。京都は4連敗中だが、そこから抜け出すために必死で戦ってくるはず。自分たちは、それ以上の気持ちを持って戦わなければいけない。今日と対策をし、自分たちの良さを出し、そして必ず勝ちに行く」
 当面の目標は、まずは成績を5割に戻すこと。ライジングは連勝を目指して戦いに臨む。

bjリーグ ライジング福岡 10/23トレーニング後のHC、選手コメント


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