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お祝いはホームでやってもらう(プシュニク監督)


【中倉一志=取材・構成・写真】
内容 練習終了後の共同会見
日時 2014年10月30日(木)
場所 雁の巣球技場

◎マリヤン・プシュニク監督;
Q:松本は昇格がかかった1戦です。相当なモチベーションで臨んでくることが予想されます。
「そうですね。でも、昇格のお祝いは松本のホームでやってもらわないといけません」

Q:試合当日は監督の誕生日ですから、当然、松本の昇格は観たくないと思いますが、どのような試合をしたいと思っていらっしゃいますか?
「しっかりと勝って、勝利が私の誕生日プレゼントになればと思っています」

Q選手たちが、どのようなプレーを見せてくれることが最高の誕生日プレゼントになりますか?
「それは選手に聞いてみた方がいいかも知れませんね(笑)。私のことをリスペクトしてくれていて、誕生日プレゼントをしたいと思ってくれているのなら、ベストプレーを見せてくれるはずです。彼らのベストパフォーマンスが私にとっては最高のプレゼントです。戦う態度、意識を持って戦ってくれて、勝ってくれればと思っています」

Q:松本はセットプレーで点が取れるチームです。松本のセットプレーについての印象はいかがですか?
「その点に関しては、しっかりと分析して、しっかりと準備をしていきたいと思います。選手たちは、松本のセットプレーが脅威だということは分かっていますし、誰が危険な選手であるかも把握しているので、上手く我々のゴールを守っていきたいと思っています」

Q:栃木戦は引き分けでしたけれど、一体感は戻ってきたような感触はありますか?
「我々はいいチームですし、いい選手も揃っています。一体感という点について言えば問題はありません。問題は、1人、1人がやらなければいけないことをやり続けられるかどうかということで、そこが大切になってきます」

Q:ピッチの外から見ているだけでは分かりかねるのですが、選手のモチベーションは上がっているのでしょうか?
「それは選手たちに聞いてみてください。ピッチの上で自分のやっていることについては、自分自身がしっかりと責任を果たす必要があるからです。トレーニングで私がやるべきことについては、きちんとやっているつもりです。トレーニングを設定して、環境を与えて、何をするかについて導いています。
一般論で言えば、ピッチ上の90分だけが我々の仕事ではありませんし、ピッチ上のトレーニングだけがトレーニングだというのでもありません。トレーニングが始まる1時間前にクラブハウスに入ってメンタル面での準備をし、ウォーミングアップを行ってから、ミーティングを通して相手、そして自分たちの分析を行います。ピッチの上でのトレーニングが終わった後は、ストレッチや筋トレが必要になってくるし、それらを上手くやっていけばキャリアを積むことができますが、それを怠るようであれば、キャリアを積むことは難しいと思います。
最も大切なことは、プロ意識を高く持って、自分の生活をプロとして構成するということです。食事をしっかりと摂り、休む時には休んで、睡眠もしっかりとること。そうでなければパフォーマンスに悪影響が出て、それがキャリアに影響することになってしまいます。
もちろん、ホームゲームで負けてしまい、上位に入ることが、かなり難しくなっている現状で、精神的にがっかりするということは理解できます。けれど、プロとしての生活は、来年も、その先も続いていくのですから、そこへ向けて新しいモチベーションを自分で見つけていかなければなりません。逆に、このような状況になったからこそ、もっと、もっとハードワークするという強い意思を持つことが大切だと思っています。我々1人、1人はプロです。プレーする理由の根底には自分のためにプレーをする、それで生計を立てているということがあり、その上で、クラブのため、スポンサーやサポーターのためにプレーをするということです。我々にとってサッカーは仕事です。それで生活しているのですから、自分自身のために、しっかりと自分のパフォーマンスを上げることが必要です。皆さんジャーナリストの方たちが、残念であろうが、悔しかろうが、聞くことを聞き、書くことを書かなければいけないのと同じことです。
でも、前向きに考えています。顔を上げて前に進んでいければと思っています。ホームゲームが3試合残っているので、そこで勝点を重ねていくことが大切です。水戸、讃岐、群馬に勝っていれば6位以内に入るチャンスはあったと思います。けれど、たとえば最終的に8位、9位、10位に入れば、昨年よりも向上したことになります。ですから、これからの試合も大切なのです」


自分たちのサッカーを表現する(中原 秀人)


【中倉一志=取材・構成・写真】
内容 練習終了後の個別取材
日時 2014年10月30日(木)
場所 雁の巣球技場

◎中原秀人選手;
Q:次の松本戦では、どんなところを強調したいと考えていますか?
「この前の栃木戦では自分たちの時間帯がしっかりと作れていたので、自分がボールに絡んで、しっかりとリズムを作って、蹴り合いにならないように、つないでいけるように、そのための自分の役割をしっかりとやりたいです」

Q:蹴り合いを避けたいのは、やはり相手が松本だからでしょうか?
「そうですね。蹴り合いになると相手の良さが出てしまうので、そうではなく、僕たちがしっかりとボールをつないでいければ、相手の良さは必ず消えるし、相手の時間帯も少なくなってくるので、そうすることで、相手のゴールの確立を低くしたいと考えています」

Q:松本は昇格がかかった試合です。目の前での胴上げだけは避けたいところです。
「うちも負ければプレーオフの可能性がなくなってしまいますし、いろんな要素が重なった試合なので、観客の皆さんも楽しみにしている部分もあると思います。ただ、アビスパのサッカー、自分たちがやるべきことをやらないと試合にもならないと思いますし、栃木戦同様に、自分たちの時間を増やして、アビスパらしいサッカーができるようにしていきたいです」

Q:前回対戦では敗れましたけれど、内容は紙一重でした。
「多分蹴り合いにならない限りは、自分たちがボールを持つ時間帯が長くなるというか、ボールを持てる時間は多くなると思っています。前回もチャンスはありましたけれど、そこで決め切れるかどうかということも大事になってくると思いますが、最終的には、今は自分たちのサッカーを表現することを意識したいです。その上で、相手の良さを出させないと言うことですね。タッチに逃げたとしても。相手はロングスローと言う武器を持っているので、しっかりとつないで、できるだけフィールドのなかで試合をしたいと思います」

Q:相手うんぬんよりも、自分たち次第というところですね。
「なかなかいいゲームができていないので、もう一度自分たちのサッカーを表現することが、自分たちにとっても、一番のプラスなのかなと思います」


J2第38節 栃木vs.福岡レポート


【中倉一志=取材・文・写真】
アビスパ福岡は26日、アウェイ・栃木グリーンスタジアムで栃木SCと対戦。苦しい状況から抜け出すために勝点3を取ることだけを目指して戦う福岡は、30分に先制ゴールを奪ったものの、その後は栃木にペースを奪われる苦しい展開。79分に同点に追い付かれた後は、押し込まれながらもカウンターから決定機を演出したがゴールはならず。1-1のドローで終えた。アビスパ福岡は次節(11/1)、ホーム・レベルファイブスタジアムで松本山雅と対戦する。

気持ちは見えたが・・・
「勝たなければ、どうしようもない状態」(坂田大輔)。その言葉通り、今の福岡に求められているのは内容ではなく勝利。一体感が失われてしまったチームを少しでも上向きにさせる薬は勝利しかない。選手たちも、それだけを念頭に準備を積んできた。ファーストプレーで、イ グァンソンを前線に上げたことや、ゴール前へ早め、早めにボールを入れる立ち上がりの姿勢から、何とかゴールを奪おうという気持ちが伝わってくる。最近の試合では見られなくなった高い位置からボールを追うという姿勢も見える。

内容は大きく改善されたわけではない。前の意識が高まっていることや、中原秀人が積極的にボールを受けて全体のバランスを取ろうとしている気持ちは伝わってくるが、全体的に間延びしてしまってスピード感に欠ける。それは栃木も同じだった。大久保哲哉にボールを入れて、そこから展開しようという意思は伝わってくるものの、チーム状況の悪さを反映してか、やはり躍動感に欠ける。ともに単発でチャンスは作っても、リズム感を出せないまま時間が経過していく。

そんな中、福岡の先制点が生まれたのは30分。楔のボールを受けた平井将生が縦に仕掛けてチャ ヨンファンを振り切って中央へ折り返すと、そこへ金森健志が飛び込んで右足を合わせた。ボールは荒堀謙次に当たって角度が変わってゴールに吸い込まれたため、記録上はオウンゴールだが、最終ラインで回してボールを保持し、相手の隙を見て縦へ楔のボールを入れてサイドから仕掛ける形は、福岡の狙い通りの形。結果以外は求められていない試合だと言うことを考えれば、悪くはない先制点だった。

届かなかった勝点3
福岡リードで迎えた後半、60分に栃木が、61分に福岡が、それぞれ決定的場面を作ったが、ともにゴールは奪えず。そして、ここから栃木がリズムを刻みだす。福岡にしてみれば、勝利のためには2点目を狙いに行きたい状況だったが、栃木の前の勢いに押されて最終ラインが下がってしまい、アバウトにクリアボールを蹴っては、それを拾われて2次、3次攻撃を仕掛けられる時間帯が続いていく。チームで守備をしているとは言い難く、ただ、懸命に前に向かって蹴り出すだけの時間帯が続く。

チーム状態が悪い中、多くのことは望めない状態ではあったが、ただ跳ね返すだけの守備でゴールが守れるほどプロは甘くない。栃木に数多くの決定機を作られた後の79分、栃木に同点ゴールを奪われる。起点となったのは右SBの山形辰徳。山形からのロングボール1本で裏を取った西川優大が中央へ折り返すと、そこへ飛び込んできた大久保が右足を振り抜いた。それほど危ない場面には見えなかったが、西川への対応も、大久保への対応も、アラートさに欠けたことは否めない。

その後も試合は栃木のペース。しかし、福岡も気持ちで戦う。大久保、途中出場の西川を起点に組み立てチャンスを作る栃木。前がかりになる栃木の隙を突いて、苦しみながらもカウンターからゴールを窺う福岡。互いに疲労の色が濃く、中盤に大きなスペースが空いた試合は、互いのゴール前を行ったり、来たりするオープンな展開。しかし、両チームとも決定機をゴールにつなげることができずに90分が経過。試合は1-1のドローで幕を閉じた。

「らしさ」は取り戻せたか?
最後までゴールを狙う気持ちは出せた試合だった。不器用ながらも、勝点3を取るという姿勢は見せられた試合でもあった。「選手の戦う気持ちや、意識、態度は良かったと思う」と、マリヤン・プシュニク監督も試合を振り返る。現在のチーム状況であれば、様々なところに問題があることはやむを得ない。それでも、最後までゴールを狙いに行った姿勢は、前節の群馬戦の内容・結果から見れば、一歩前進したと言えるものだった。

しかし、「らしさ」を取り戻せたのかと言えば、残念ながら、否と応えざるを得ず、チーム状況は相変わらず深刻だ。しかし、このような状態になったのは誰のせいでもなく、チームに関わる全員の責任。1人、1人が責任を全うする気迫が欲しい。良い結果も、悪い結果も、全てには意味があるが、この状態が最後まで続くのなら、この2年間は間違いなく無駄になる。それをチームに関わる全員が理解していることを願っている。


今週は「勝手にアビスパ福岡委員会」

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INSIDE-FUKUOKA(USTREAM)は「福岡の町で頑張っている人たちを、福岡の町に住む私たちが応援しよう」をキャッチフレーズにお送りする福岡発スポーツ情報番組です。毎回、素敵なゲストをお迎えして、アビスパ福岡情報とともに、スポーツの魅力をお届けします。

【視聴URL】 http://www.ustream.tv/channel/inside-fukuoka1309
【10/29の配信内容】20:00からの放送です
10月29日(木) 「勝手にアビスパ福岡委員会」
アビスパ福岡、Jリーグについて徹底討論
MC/中倉一志(オフィスイレブン)
アシスタント/植村日和(福岡大学放送研究部)

10月29日は久しぶりの「勝手にアビスパ福岡委員会」。福大スポーツ編集部・武丸善章さんの様々な疑問に対して、番組MCの中倉とともに徹底討論を展開します。番組をご覧の皆さんも、スマホ、タブレット、PCを通して、是非、参加していただければと思っています。是非、ご視聴ください。

※ゲスト、ならびに配信日の変更は、番組視聴ページ、Twitter、FACEBOOK等で告知します。
 Twitter acount @nakakurahitoshi
 FACEBOOK https://www.facebook.com/h.nakakura
※番組へのご要望、お問い合わせ、ゲストの方へのご質問等は、以下へメールでお寄せください。
 inside-fukuoka@office-eleven.co.jp


今週のINSIDE FUKUOKA放送予定

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INSIDE-FUKUOKA(USTREAM)は「福岡の町で頑張っている人たちを、福岡の町に住む私たちが応援しよう」をキャッチフレーズにお送りする福岡発スポーツ情報番組です。毎回、素敵なゲストをお迎えして、アビスパ福岡情報とともに、スポーツの魅力をお届けします。

【視聴URL】 http://www.ustream.tv/channel/inside-fukuoka1309
【配信予定日・ゲスト】20:00からの放送です
10月23日(木) 安増昌子常務理事(スペシャルオリンピックス日本・福岡)
10月29日(水) 調整中
MC/中倉一志(オフィスイレブン)
アシスタント/植村日和(福岡大学放送研究部)

10月23日のゲストは、スペシャルオリンピックス日本・福岡の安増昌子常務理事。11月1日~3日のスケジュールで、福岡県内各地を会場としてスペシャルオリンピックス2014福岡が開催されるのを機に、スペシャルオリンピックスが目指すもの、そして、日常の活動について、お話いただきます。。

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