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【ライジング福岡】自分たちのスタイルを貫け!

121124_01.jpg 取材・文・写真:中倉一志

 開幕3連敗を喫したものの、その後は8勝1敗と好調を維持し、現在、琉球ゴールデンキングス、大分ヒートデビルスに次いで3位に付けるライジング福岡。そして24日、25日に序盤戦の大一番を迎える。対戦相手は、昨シーズンのbjリーグチャンピオンの琉球(沖縄)。先に行われた大分との首位攻防戦で2連勝を飾り、開幕から続く連勝を10に伸ばしたばかりではなく、総得点、総失点ともにウエスタンカンファレンス1位を記録するなど、今シーズンも無類の強さを発揮しているチームだ。

 その沖縄との対戦を前に金澤HCは次のように分析する。
「沖縄は強い。各ポジションにキーになる選手がいるし、バックアップの選手も役割をしっかりとこなせる。穴がない印象がある。アップテンポなバスケットというスタイルは変わっていないと思うが、昨年までのオーソドックスなマンツーマンディフェンスに加え、今年はトラップディフェンスも仕掛けてくるようにもなっている。40分間、気を抜いた瞬間が致命傷になる。自分たちのやるべきことをやり続ける、そこが出来るかどうかが勝負の分かれ目」。今まで以上にタフなゲームになることは間違いない。

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 しかし、ライジングはひるんではいない。「沖縄は強いチームだが、メンバーも大きく変わったわけではないし、沖縄のバスケットは分かっている。今の自分たちのバスケットが、どの程度のものなのかを図れる試合でもある。楽しみにしている」とは加納督大の弁。金澤篤志HCも「沖縄は昨シーズンのチャンピオンチーム。しかし、我々も今シーズンのチャンピオンを目指しているチーム。プライドを持って、自信を持って戦う」と話す。もちろん、目指すところは、ふたつ勝って福岡へ戻ってくることだ。

 ディテールの部分では沖縄対策はもちろん必要だが、基本的には、ここまでのライジングの良さである「いいディフェンスから、いい攻撃を展開する」というスタイルに変更はない。「沖縄はアップテンポで切り替えの速いチーム。ボールを取ったら速攻を仕掛けて、どんどんたたみかけてくる。いつものようにいいディフェンスで沖縄のオフェンスのリズムを止めて、自分たちの攻撃に持って行けばやれる。ディフェンスでどこまで頑張れるかが鍵」と加納は話す。
 ライジングにはアップテンポで攻撃的な能力の高い選手がそろう。ディフェンスとリバウンドで優位に立てば、勝機は十分にある。

 そして、もうひとつの敵は会場を埋め尽くす熱いブースターたち。宜野湾市立体育館は対戦相手にとっては完全アウェイの場所だ。しかし、その雰囲気の中でやることも楽しいとジュリアス・アシュビーは話す。
「自分が大学時代は、いつも大勢の観客に囲まれ、熱い声援の中でプレーしていた。日本は静かな会場が多いけれど、沖縄は大学時代に自分がプレーしていた雰囲気と非常に近い。そういう中でプレーできることは楽しみ。試合を楽しんで、そして勝って福岡に戻ってくる」。
 まずは初戦で優位に立つこと。それが沖縄との2連戦、そして最後まで優勝を争うことになるであろう沖縄との対戦を有利に戦うための条件になる。

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【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】光る勝負強さ

121119_06.jpg bjリーグ2012-2013 第12戦
日時:2012年11月18日(日)13:00 tip off
会場:佐賀県総合体育館
結果:ライジング福岡 81-65 大阪エヴェッサ
取材・文・写真:中倉一志

 ホームで2連勝を目指すライジング福岡。アウェイとは言え連敗は避けたい大阪エヴェッサ。そんな思惑がぶつかる第2試合は、18日、13:00に佐賀県総合体育館でtip offされた。第1Qは一進一退の攻防。大阪がリードすれば、ライジングが追いかけ、互いに得点を重ねる展開が続く。しかし、前日の試合と違っていたのは、ライジングに立ち上がりからランニングプレーが多く見られたことだった。スコアの上では互角の展開も、気持ち良くプレーするのはライジング。大阪には、どこか窮屈さが漂う。前日の対戦でも、ライジングのランニングプレーに対するディフェンスに難を見せていた大阪だったが、その課題は、この日の試合でも見て取れた。

 そして15-18で迎えた残り1分31秒。序盤戦の流れを引き寄せるプレーがライジングに生まれる。まずは竹野明倫。ディフェンスリバウンドを奪ってからの速い攻めからレイアップを決めて17-18。さらに、石谷聡のアシストを受けたジュリアス・アシュビーがインサイドから得点を重ねて19-18と逆転に成功すると、最後はオフェンスリバウンドを制してジュリアス・アシュビーが豪快なダンクシュートを決めて第1Qを締めくくった。ライジングらしい「良いディフェンスからの良い攻撃」で奪った6連続ポイントだった。

 ここからは、試合の流れを大きく引き寄せたライジングがリズムを刻む時間が続く。守っては大阪に攻撃の自由を与えず、攻めては、ボールを奪ってからの速い攻撃とコンビネーションプレー、そして、アウトサイドからのシュートも決めるバランスのいい攻撃で着々と得点を伸ばしていく。そして、前半を44-32で折り返すと、その勢いのままに第3Qに入ってもさらに得点差を広げていく。第3Qも残り3分を切ったところで64-41と大量リード。試合会場となった佐賀県総合体育館に、ライジングの勝利を確信したかのような空気が漂う。

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 しかし、勝負は下駄を履くまで分からない。それが、1試合の中に、いくつもの流れが生まれるバスケットならば、なおさらのことだった。流れが変わるきっかけになったのは、ライジングのランニングプレーについていけない大阪が、マンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスに切り替えたこと。そして、このタイミングで、ライジングは2つのファールからフリースローによる3点を大阪に与え、さらにターンオーバーが2つ続いて4得点を失う。この時点で、まだ16点のリード。しかし、この一連のプレーで流れが大阪へと傾いた。この試合で初めてイラついた表情を見せるライジングの選手たち。結局、大阪に12連続得点を許して、第3Qを64-53で終えた。まだ11点のリードを保っているとはいえ、それはバスケットでは決してセーフティリードではない。勝負は最終の第4Qに持ち越された。

 第4Qはジリジリするような展開。大坂のゾーンディフェンスを崩せないライジングは、シュートミスが続いて思うように得点を伸ばせない時間が続く。そして、一時は9点差まで詰め寄られた。しかし、ライジングは崩れない。その原動力となったのはディフェンスマインド。攻撃でリズムが作れなくても、大阪の攻撃を封じてリードを保つ。そして、思うような攻撃が仕掛けられない中でも、積極性を失わずにリングにアタックし、ファールを誘っては確実にフリースローを決めて得点を重ねた。第4Qで大阪に与えたフリースローは2本に対し、奪ったフリースローは12本。そのうち9本を決めて大阪を突き放した。結局、第4Qの得点は17-12。トータルスコア81-65で、ライジングは大阪を下した。

 最後は我慢比べのような戦いだった。同時に、自分たちのリズムで戦えなかったとしても、どうすれば勝てるのかを見事に表現した第4Qでもあった。「チームがステップアップしていく中で、勝つバスケットをしだしているなと思う」と仲西淳も振り返る。そして、それを支えているのは、スタッツに表れないディテールにこだわったプレーの数々。全員がそこにこだわることで、自分たちのリズムを作り、悪い流れを断ち切ることに成功している。大阪との2戦を通して、勝負所を抑えきる勝負強さを見せたライジングだが、それも、こうした目に見えない好プレーがあるからこそだ。

 そしてライジングは、11月24日、25日に、無敗で首位を走る琉球ゴールデンキングスとの序盤戦の大一番を迎える。相手は昨年のチャンピオンチーム。しかし、ライジングも今シーズンのチャンピオンを狙っているチーム。立場は対等だ。「相手には熱いブースターがついているが、気持ちで負けず、ひとつと言わず、ふたつ勝ちたい」(仲西)。それはチーム、ブースターに共通する想いだ。

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【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の両HCのコメント
【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の仲西淳選手のコメント


【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の仲西淳選手のコメント

仲西淳選手(ライジング福岡);
Q:昨日、今日と、勝負所を確実に抑えた試合ぶりが印象的です。
「まずは勝ちに貪欲だと言うのがあるんですけれども、段々とチームがステップアップしていく中で、勝つバスケットをしだしているなと思いますね。今日の試合では、向こうがマンツーマンでは守れないのでゾーンに変えてきて、それで少しリズムが変わって向こうにやられる時間帯がありました。バスケットは流れのスポーツですけれども、そこですぐに修正して、アグレッシブにリングにアタックして、ファールをもらってフリースローを決めて、そして自分たちの試合にすることができました。チームはすごく良くなっているし、みんながそれぞれ仕事をしているし、今は本当にいい状態ですね」

Q:レジーのダンクシュートを産んだアシストは見事でした。
「絶対、自分がレイアップに行くと周りが思っていたので、レジーにもお膳立てしてあげようんなと(笑)。絶対に走っているのは分かっていました。見えていたと言うよりも、感覚ですね」

Q:いろんな流れの試合に対応しながら勝ち星を挙げてきているわけですが、勝った試合を振り返ることなく、常に次の試合が大事だと選手全員が口にされています。そういう意味では、今時点で、もっと良くしたいところは、どんな部分ですか?
「今もロッカールームで、金澤HCから『勝ちは勝ちだけれども、また新たに課題が見えたから、それをまた練習で修正して行こう』という話がありました。窪田邦彦コンディショニングトレーナーからも、練習の質で週末の結果が決まるから、火曜日から、またいい練習をして、準備して、沖縄に乗り込もうという話がありました。もう、みんな来週に頭が切り替わっています。いいですね」

Q:今日の課題と言えば、第3Qの終わりのところですか? 「そうですね。20点近く離していたのに、あそこで詰められたこと。沖縄のように強いチームだったら、あのまま行かれてしまいますから、ああいうところは無くしていかないといけないですね。相手がゾーンにしてきたからと言って自分たちがテンポを変えない、そういう所じゃないでしょうか」

Q:スタッツに表れるところだけではなく、本当にいろんなところで全員が戦っているのが印象的です。
「そうですね。徳(徳永)も、入ってきてすぐに得点を決めましたけれど、それはベンチで集中している証拠ですよね。いつ出番が来てもいいように準備ができているということだし、彼がああいうプレーをすることで、新人が、自分が試合に出る時のために、どういう準備をしておかなければいけないのかという良い勉強になると思います。プレー時間は短いですけれども、徳は、すごくいい仕事をしてくれています。何より、ベンチが盛り上げてくれるとチームは盛り上がりますから。他にも、ディフェンスのところでも聡が頑張ってくれているし、マサもスタッツ上では自分のオフェンスリバウンドにはなっていなくても、マサが突っ込んでいってくれることで、チームとしてリバウンドが取れるシーンもあります。今日も、そういうプレーが2、3本ありましたけれど、ああいうプレーはチームにとって本当に大きいですよね」

Q:次は沖縄戦です。
「沖縄には、すごいブースターがついていますけれど、ブースターのところにも負けず、精神的に負けないで、ひとつと言わず、ふたつ勝ちに行きたいですね」

【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の両HCのコメント
【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】レポート


【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の両HCのコメント

古屋孝生HC(大阪エヴェッサ);
Q:試合を振り返って
「前半は昨日に引き続き走られてしまって、後半はゾーンディフェンスに変えて立て直しを図れたんですけれども、4Qの最後にどうやって得点していくかというところが機能しなかったのが反省点です。この2試合、非常に勉強になりましたし、今シーズン、まだまだ試合が残っていますので、下を向かずに、この結果を糧に頑張っていきたいと思っています」

Q:2試合通して良かった点、直さなければ行けないと思われている点、それぞれ教えていただけるでしょうか?
「良かった点は、全員がしっかりとプレーして、時間の中で仕事をしてくれるというのが見えてきたので、これは引き続き他の試合でも使えると思っています。その一方で、前回の大分さんとの試合でもそうだったのですが、走られると止めきれないところがディフェンスの修正課題だと思っています。大分さんとの土曜日の試合は失点が70点台でしたけれども、後は80点を越えていますし、昨日の試合では90点を越えているというところがあります。やはり、そこまで失点してしまうと、中々ゲームのペースが掴めないという状況がありますので、そこを直していかなければいけないと思っています」

金澤篤志HC(ライジング福岡);
Q:試合を振り返って
「前半非常にいい形で自分たちのバスケットをして、40分を戦うバスケットができていたと思います。ただ、第3Qにチームのケミストリーが、いまひとつ、はまらないところがありまして、一気に詰められた時間がありました。そういったところが今後の課題になってくると思いますし、しっかりと修正していかなければいけないと思っています。その中でも、佐賀市初開催の試合で2連勝を収められたのは、頑張ってくれた選手、スタッフ、球団が一丸となって戦えたことが要因だったと思いますし、今日も会場に駆けつけてくれた多くのファンの皆様に感謝したいと思います」

Q:試合の押さえ所を巧みに押さえて勝利した昨日、今日だったと思いますが、金澤HCは、どのように、この2試合を捉えていらっしゃいますか?
「あまりたくさんの情報を選手に与えなくても、選手たちの理解度が非常に高いので、押さえ所にフォーカスして指示を出せば、そこを押さえてくれますし、チームとしてもフォーカス出来る状態にあります。また、他の細かい部分については、個々が局面、局面で判断できるなど、非常に選手たちの理解度が高いところがチームの強さかなと思います。相手にとっても、押さえ所を押さえられるのは嫌だと思います」

Q:次はまだ負けがない沖縄との対戦です。意気込みを聞かせてください。
「昨年のチャンピオンチームですので対戦を楽しみにしています。自分たちがやるべきところを、どれだけやれるかというチャレンジャーの気持ちで挑みたいと思っています。その一方で、沖縄がチャンピオンチームと言うのは昨年の話ですし、自分たちも今シーズンのチャンピオンを目指しているチームなので、プライドを持って、自信を持って、戦ってきたいと思っています」

【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】試合終了後の仲西淳選手のコメント
【bjリーグ 第12戦 福岡-大阪】レポート


【bjリーグ 第11戦 福岡-大阪】勝負を決めたハーフタイム

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日時:2012年11月17日(土)15:00 tip off
会場:佐賀県総合体育館
結果:ライジング福岡 94-75 大阪エヴェッサ
取材・文・写真:中倉一志

 アウェイで戦った滋賀戦を1勝1敗で終え、連勝が6で止まったライジング福岡は17日、ホームに大阪エヴェッサを迎えた。大阪は言わずと知れたbjリーグの強豪。リーグ発足から3年連続でチャンピオンの座に輝き、その後も、ウエスタンカンファレンスでは2位、1位、2位、2位と輝かしい成績を収めている。今シーズンは開幕から7連敗と躓いたが、第8戦では7勝1敗と好調の大分に土を付け、そのポテンシャルが高いところを示した。金澤篤志HCも「インサイドに外国籍選手を補強して違うチームになった印象を受ける」と警戒心を緩めない。しかし、だからと言って勝利は譲れない。勝負のポイントは、大阪のインサイドに君臨する新外国籍選手リック・リカードと、福岡のインサイドを担うレジー・オーウェンとのぶつかり合い。「真っ向勝負で勝ちに行く」。金澤HCは力強く宣言して大阪戦を迎えた。

 いきなり見せたのはレジー・ウォーレンだった。アウトサイド、そしてインサイドから、それぞれ2Pシュートを決めると、さらに2本連続で3Pを決めて、わずか2分の間に1人で10得点。今日の主役は俺だと言わんばかりに存在感を見せつける。しかし、この日のライジングは動きが重い。アグレッシブにディフェンスを仕掛ける大阪の前に持ち味のスピードが殺され、インサイドに入り込むことができない。そして、ここまでチームを支えてきたディフェンスでも優位に立つことができなかった。第1Qの得点は23‐24。しかし、やりたいバスケットをしていたのは大阪の方だった。

 その流れは第2Qに入っても変わらない。一時は10点差に開かれたところを1点差まで盛り返すなど頑張りは見せるのだが、依然としてインサイドに入れず、得点を伸ばすことが出来ない。前半を終えてのスコアは40-42。しかし「前半はいい流れでスタート出来て、20分間、ゲームとしては非常にいい流れだった」と古屋孝生HC(大阪)が語ったように、点差以上の窮屈さを感じながらライジングは前半を終えた。

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 だが、ここからライジングは本来の自分たちを取り戻す。口火を切ったのはレジー・ウォーレンだった。「ディフェンスとボックスアウト。それをしっかりすれば得点は後からついてくる」と、ハーフタイムのロッカールームでチームメイトに語りかけた。もちろん、選手全員が同じ想い。個々の選手が勝つために何をすべきかを理解し、それをチームの意思として統一させる。それこそが今シーズンのライジングの強さだ。「ハーフタイムの指示は『みんな気付いていると思うが…』ということだった。選手が既に分かっていたことが全て」と語るのは金澤HC。レジー・ウォーレンも「ハーフタイムがターニングポイントだった」と振り返る。

 ここからはライジングのリズムだった。ライジングのディフェンスは、自分たちの最大の特長であるオフェンスを活かすためのもの。その鋭いディフェンスで相手からボールを奪い、攻守を素早く切り替えるスピードある攻撃が蘇る。それに伴い、ライジングがドライブを仕掛けるシーンが増え、そしてアウトサイドからも着実にポイントを決めていく。第3Qの得点は25-18でライジングがリード。トータルで5点差を付けて逆転したライジングに残された仕事は、いつ勝負を決めるかだけだった。

 そして第4Qの残り6分14秒、71-64とリードしたところでライジングは勝負を付ける。ゼーン・ジョンソンの3Pシュートを皮切りに、あっという間に12連続ポイント。その内容はスチール3本を含むディフェンスの強さから生まれたものだった。これぞライジングという形で一気に大阪を突き放し、その後も着実に重ねて94-75。大阪にファールゲームをすることさえも許さない完勝だった。

 さて、この日の最大のポイントと思われたインサイドでのぶつかり合いは、リック・リカードの10得点14リバウンドに対し、レジー・ウォーレンは28得点20リバウンド。真っ向勝負を仕掛けたライジングが、その狙い通りにポイントを押さえた。だが、この日の勝利はレジーの活躍によるものだけではない。金澤HCは語る。
「レジー選手が、トウェンティ、トウェンティの活躍だったが、スタッツに残らないようなプレー、例えばジュリアス選手のインサイドの素晴らしいディフェンスや、石谷選手のスチール、そして、ジョシュ・ペッパーズ選手は前半は得点が入らなかったとは言え、自分のマークマンにしっかりついていた。そういった見えないところでのプレーが勝利につながった。この勝利は全員の力でもぎ取った勝利」

 選手たちの的確な状況判断と、ディテールに徹底してこだわる姿勢、そして意思統一。ライジングの強さの要因を改めて感じさせる試合だった。

【bjリーグ 第11戦 福岡-大阪】試合終了後の両HCのコメント
【bjリーグ 第11戦 福岡-大阪】試合終了後の選手コメント


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